昨夜の『BSフジLIVE プライムニュース』は良い内容でした。
キャスターの反町理氏の突っ込みは舌鋒鋭く、舛添都知事がたじろぐ場面もありました。
<上記写真はホテルの宿泊棟からのみ撮影可能であることが判明>
その舛添氏は「頑張って精査しています」「しっかりと精査しています」「ひとつひとつ精査しています」の一点張りで、国民への陳謝・反省の言葉はありません。
番組冒頭で「都民の皆様に、ご迷惑をおかけしたこと、ご心配をかけたことにつきましてお詫び申し上げなければなりません」と舛添氏は言いましたが、要は週刊誌スキャンダルを引き起こしたことを反省しただけで、その中味「税金であるところの政治資金(政党助成金)を横領したこと」を認めて陳謝したわけではありませんでした。
ここで思い出すのが、2007年5月に「なんとか還元水」問題で自殺した松岡農水相(当時)。
彼は光熱水道費・家賃が無料である議員会館の事務所経費を毎年5百万円も政治資金に計上していたことを追求され、ついには首を吊るという事態に至ったわけです。
公金横領スキャンダルというのは、このように政治家にとって最悪の状況を引き起こします。
元大阪府知事の橋下徹氏はツイッターで優しい言葉をかけていますが、舛添氏が都知事を辞職したところで道義的責任は消えません。
韓国人学校誘致問題・豪勢な海外出張問題・湯河原の別荘へ通うのに毎週金曜午後に公用車を使用した問題、これら諸問題に加えて政治資金を私用に費やした問題。
舛添氏は、政治家として終了しました。
このタイミングで辞職しなければ、都民がリコール運動を引き起こすことになり、更にみっともない辞め方になるように思います。
<再掲出>
プライムニュース最新「緊急出演!舛添要一都知事 政治資金・海外出張費 公用車別荘通いを問う」2016年5月12日
https://www.youtube.com/watch?v=VD2T1c5sPZ8