高齢になると殆どの男性は尿が出にくくなり、頻尿になります。
女性は尿が漏れやすくなり、頻尿になる方が多くなります。
男性はたいてい前立腺肥大が原因、生活習慣病の方は前立腺が大きくなりやすいので要注意です。
女性は骨盤底筋が緩んで子宮が下がり、膀胱・尿道を圧迫することが加齢による尿漏れ・頻尿の原因です。
それら以外の頻尿は重病が隠れていることがあります。
http://ameblo.jp/3-1jt/entry-11911348395.html
【排尿障害のチェック方法】
排尿時間を調べてみる
20~30秒なら正常
1分以上かかる人は排尿障害
【国際前立腺症状スコア】
下記の7項目について、点数をつけて合計点数で判定します。(各項目0~5点)
過去一ヶ月間の症状で、点数はそれぞれの写真をご覧下さい。
1.排尿後に尿がまだ残った感じがある
2.排尿後2時間以内にもう1回排尿しなければならない
3.排尿の途中で尿が途切れる
4.排尿を我慢するのがつらい
7.夜寝てから朝起きるまでにトイレに行く回数(一晩の回数)
合計点数が8点以上であれば治療開始、20点以上ならば手術※を含む治療を検討要。
※経尿道的前立腺核出術
尿道から内視鏡を挿入して、前立腺を内側から剥ぎ取る
【新しい検査方法】
TRUS(トーラス:経直腸的超音波断層法)では、患部に近い場所から測定するので、前立腺が膀胱に与えている影響まで判る。
【前立腺肥大症の薬】
α1(受容体)遮断薬
前立腺をリラックスさせる。射精障害の副作用あり。
5α還元酵素阻害薬
2009年に認可された薬で、前立腺を徐々に小さくする働きがある。
α1遮断薬と併用されることがある。
漢方薬・植物製剤
前立腺のむくみに効果、上記薬と併用することがある。
タダラフィル
詳細は昨年8/17付ブログ
をご覧下さい。
今回の記事は2015.1.9に放映されたNHK Eテレ
チョイス@病気になったとき「続・おしっこの悩み」
を“ねこのひたい”が簡単にまとめたものです。
参考記事