ボールは、硬度・表面材質・表面仕上げ・重心位置などによって曲がり易さが決まります。
今のボールは表面材質で大きく三種類に分かれ、曲がり易い順に「リアクティブ ウレタン」「ポリウレタン」、そして「ポリエステル」は殆ど曲がりません。
(一般のプロショップでは、高性能なリアクティブボールばかり並んでいて、他の二種類は殆ど販売されていません)
ストライクが出やすい理想の条件は(右投げの場合)、ボールがポケット(1番・3番ピン)へ侵入するときの角度が板目に対して+5度前後であること。
ということは当然ストレートボールよりも曲がる方がスコアアップに有利です。
ちなみに、私が持っているポリエステルボールは、右端の10番ピンなどが残った場合のカバーボールに適しています。
プレーヤーそれぞれのボールスピードによって、曲がり幅が変わりますが、自分のボールスピードは22km/h程度。
けっして速い方ではないので、リアクティブの中でも曲がりにくいものを選ばなければなりません。(※1)(※2)
私の場合、ドライなレーンコンディションで曲がりの強いボールを使ったら、ファウルライン左端から投げて中央スパットを通すというような難易度の高いコントロールが要求されます。(※3)
そこで予算を決めて、とあるボールメーカーの仕様一覧の中からベストなボールが判ったのですが…。
なんと、色はピンクのみ。
参った!参った!オネエに間違われてしまいそう!
どうしよう?
(※1)私のホームグラウンドでは、ポリウレタンボールは売っていませんでした。
(※2)プレーヤーがボールに与える回転も曲がりに大きく影響します。
(※3)レーンコンディション
ファウルラインからピンまで60ft(約18m)あるのですが、40ft 前後までオイルが塗ってあり、最後の20ft はスッピンです。^_^;
このオイルの粘度・厚さ・長さを変えることで、ボールの軌道を意図的に変化させて、ボウリングにゲーム性を与えているわけです。
これとは別に、ボールが何度も通過することでオイルが伸びたり削れたりして、コンディションが変化する場合があります。
“ヘビー” なレーンコンディションとはオイルたっぷりな状態、“ドライ”とはオイルが薄い状態です。
業界用語では、レーンコンディションを省略して“レンコン”と言ったりします。(笑)
ついでに、良いスコアを出すことを“打つ”と言います。
(ゴルフでは、悪いスコアが出たら“叩いた”ですが)