左寄りな私の愛読紙はもちろん朝日新聞です。(笑)
ただし、私を20年以上騙してきた本多勝一の著作は全否定しますし、中国と朝鮮半島両国に阿ねる捏造報道の数々には、社名を反日新聞社と変更すべきとも考えます。
外交・国防に関する朝日の記事は信用できませんので、必ず読売・産経・ロイターで事実をチェックする必要があります。面倒だけど。
しかし、3.11 東日本大震災の約半年後に始まった、女性記者による「プロメテウスの罠」という連続特集記事は真に出色のルポルタージュでした。※
50年以上継続してきた大気中の放射線値観測作業(世界最長記録)を、「予算が無いから明日で終了」と福島第一の原子炉建屋が爆発した2週間後に気象庁へ通達してきた役人の話「観測中止令」、SPEEDIという放射性物質飛散予測データを知らなかった内閣危機管理室の話から始まる「官邸の5日間」。
超一流大学出身者がぞろぞろ居並ぶはずの役人たちがここまで劣化しているのかと、暗澹たる思いに襲われました。
この特集記事のように、政府が行なっていることを常に批判的立場で見なければならないと言う意味において、私は左寄りであると自認しています。
ところで、最近の集団的自衛権を巡るヒステリックな朝日の記事には、もう、お腹いっぱいで読む気が失せます。
タイトルに書いた「戦争ができる国」という意味不明な言葉がここ数ヶ月毎日紙面に踊っているからです。
朝日新聞は、この造語を世に広めることで“国家の自衛権”というものの本質を判りにくく、あるいは悪意をもって誤解させようとしています。
女性を蹂躙し、男性は見つけ次第殺す、金品を奪う、侵略した広大な土地を我が物とする。
これは戦後の中国軍が「人民解放軍」と名乗って、チベットとウイグルで行なった事実です。
戦車に乗ってやってきた中国軍に対抗できる武力を持っていなかった両国は、自国の平和を守ることができませんでした。
つづく
※「プロメテウスの罠」は2014.7.6現在も連載されています。
参考まで
国連憲章第51条〔自衛権〕
この憲章のいかなる規定も、国際連合加盟国に対して武力攻撃が発生した場合には、安全保障理事会が国際の平和及び安全の維持に必要な措置をとるまでの間、個別的又は集団的自衛の固有の権利を害するものではない。この自衛権の行使に当って加盟国がとった措置は、直ちに安全保障理事会に報告しなければならない。また、この措置は、安全保障理事会が国際の平和及び安全の維持又は回復のために必要と認める行動をいつでもとるこの憲章に基く権能及び責任に対しては、いかなる影響も及ぼすものではない。