「数億年ぶりのブログだ〜」と思ったら当然のようにAmeba帰ってきてからは初でしたね☺️
おかげで9年ぶりにブログ書いた人みたくなってて草(あながち間違ってはない)
さて、武道館後すら筆を取らなかった私がなぜ踏み切ったかと言いますと
初主演、そして初座長を務めた
グリザイア:ファントムトリガー THE STAGE
全9公演、無事終了しました!
ご観劇いただいた皆様ありがとうございました!!
人生においてあまりに大きな出来事、そして濃密な日々だったので書き記しておこうと思います✍🏻
この作品は、オタクなら誰もが知っているノベルゲーム『グリザイアシリーズ』の一つ、『グリザイア:ファントムトリガー』をシリーズ初の舞台化したものです。
初めにお話をいただいた時、オタクとして大好きな2.5次元舞台で初主演を務められることを嬉しく思いつつ、座長として長く愛されている『グリザイアシリーズ』を背負うことができるのかという不安もありました。
自分含め現役アイドルで経験の少ない子も多い中、普段のグループ活動でも最年長ながら自由に生きている(かつ人見知りな😇)私にできることがあるのかと。
実際、稽古中は右も左もわからないSORD勢がちぐはぐに見えたり「本当に幕を上げられるのか…?」なんて杞憂していた時期もありました
(SORD居残り会議風景)
でも、演技にアクションにライブにとかなりの物量の稽古をみんなで支え合い、劇場に入ってからはみなさんご存知ですよね!かなりの熱量をお届けすることができました!
正直、初日を終えた時点で「無事に幕を上げられて良かった…」と裏で千秋楽ばりの号泣をしていた私でしたが、その後回を重ねるごとに寄せられる好評が本当励みになって。
千秋楽は自信満々、ニコニコで終えることができました!!!
個々人を推してくれているファンの方からのあたたかい感想はもちろん、原作ファンの方、原作関係者の方からの好評が本当に嬉しかったです。
座長として当然かもしれませんが、こんなに自分の評価よりも作品の評価、キャストのみんなのことで一喜一憂したのは初めてで。
優しいキャストのみんな、あたたかく見守り支えて下さった先輩方やスタッフさんのいるこの作品で初座長を務めることができて、本当に良かったです😭🙏🏻✨
すまん。
一旦SNSに埋もれる前に家宝載せといて良いか。
(観に来て下さる原作関係者の方が本当に多くて、グリザイアという作品のあたたかさを感じました…!)
さて
ここからはレナちゃんの話。
私は今回、『グリザイア:ファントムトリガー』におけるメインヒロイン枠の深見玲奈ちゃんを演じさせていただきました💜
深見玲奈ちゃんはパッと見た時から通ずるものがあって。
まずビジュアルで言うと紫担当(いろんな人にウィッグ似合うと言ってもらえて嬉しかった!),高身長,健康的な身体
中身も、目がキマりがち,自由奔放,食いしん坊ガンマン
明るく人付き合いしてるようでどこか諦観していて、非情なところもあったり、でも一度信じた人は揺らがなかったり。
"存在する正解に寄せる"という初めての作業こそ難しかったものの、とても楽しく思うままに演じることができました💜
(稽古中、勢いよく抱きつきすぎて2人で横転することが数回あった(数回))
(ハルトがまりなじゃないとできなかったこと、たくさんあるな)
(いつもは関係性逆なんですけどね)
原作ゲームやアニメに存在するシーンはなるべく再現しつつ、「レナちゃんならこう動くかな、こう喋るかな」と工夫したシーンをキャストのみんなが「好き!」と言ってくれたりマネしてくれたりすることも多くて、とても嬉しかった🥹🫶🏻
続いて、グリザイアシリーズにおいてキーになるはずのアクション。
何かと銃には縁のある私ですが、怯えてた通り!本来肉弾戦の方が強いレナちゃんは舞台でも殴ってばっかり!!
経験が無い中、脚本に「ボクシングさながらに闘う」という文字を見た私はすぐさまFit Boxingを始めました。
先生に習う訳じゃないので不十分だとは思いつつ、どんなフォームで、どこを使って拳を出すのか。だいぶ考え方を学べた気がします。
肉弾戦の相手がほとんどしみこ(マキ)だったのも良かった。
(これとかフォームめっちゃレナちゃんで好き)
(自画自賛)
普段のグループ内でもケンカップル(?)として扱われているぐらい気の置けない友人なので、2人で納得行くまでとことん練習することができました。
(たまに本気で殴り合ってた)
(本番中髪掴まれて舌打ちとかしてた)
自分が出ないシーンまで見守ってたくさんアドバイスして下さった男性陣のみなさんも、本当にありがとうございました😭🙏🏻✨
そして、ライブ。
お客さんとして観ることはあっても、本編と別にライブのある舞台に出ることはなかなか無くて。
「こんなに大変なものなのか…!」とびっくりしました。普段アイドルをやってなかったら乗り切れなかった。
あまりの物量にめげかけたり、普段歌って踊らない子はライブの方が緊張していたり。
壁にぶつかることもありましたが、あの物語の後にライブであの名曲たちを浴びて終われるからこそ、この舞台は最高だったのだと、胸を張って言えます。
みんなで頑張って良かった!!
また、必死の振り入れ期間を終えてから"鶴見萌"ではなく"深見玲奈"としての踊り方を考える期間に入ったのですが、後からスタッフさんに「途中で踊り方変わりましたよね!」と言っていただけたり、ファンの方に「普段と指先の使い方まで違ってびっくりした」と言っていただけたりして。
「細かいところまで届いてるんだ…!」と、とっても嬉しかったです🥹✨
最後に。
舞台『ネコにマタタビ、アキバにレインボウ』でもお世話になった脚本家の入江おろぱさんから
「"明日が来る保証なんて、どこにも無いのだから"という序盤のレナの台詞に近しいものを感じるアイドルという存在が、SORDを演じたらどうなるのか、興味があった」
というようなお話をされた時、頭を殴られたような感覚がありました。
私はアイドルをやりたくてアイドルを始めた訳ではありません。
入る前から"アイドルの先で何がしたいか"というようなことを考えていました。
そんな私が、今年でアイドル10周年。
仕事をいただいたからには、手は抜けない。
やるからには、誰かの役に立ってみたい。
そんな気持ちで毎日を必死に生きていたらこんなところまで来ていました。
アイドル鶴見萌の明日が来なくなるのは、いつだろう。
レナちゃんと同じなんて到底言えませんが、これからも毎日美味しいものを食べて、楽しく全力で生きて行こうと思います!!
貴女の生き方が好きです。
出会ってくれてありがとう💜
深見玲奈役/鶴見萌