プーケットに来る前にタイ在住者のブログで読んだこと有るけど、タイの犬って吠えまくって追いかけてくることがよくあるそうだ。我が大家さんも、私が来たときに忠告してそんな記憶を蘇らせてくれた。
"If you walk outside, bring a stick. Dogs will attack you."とは彼女の言葉。 ええぇ?と唖然とした私に、"If they know you, they don't. But you bring a stick for walking alone." とまるでYodaみたいにおっしゃる。
近所には可愛い犬しかおらへんのに?
ちょっと見、可愛いし、Hey, puppy! Can I see your pretty eyes? なんてそのまま進行方向をキープして近づいたら、わんわんギャンギャン吠えまくり。
住宅の門や塀の向こうにいる犬もすべて同じ。吠える吠える。私は基本的に犬も猫も大好きなんで、飛び出してこれない囲われているワンコには、退屈だよね~、頑張ってね、バイバイ。って微笑んでいられる。
吠えられたぐらいではビビらんけど、道路でたむろっている、首輪付きで放し飼い状態の犬が大問題。
側を歩くと、彼らの半径15メートルから20メートル内では吠え続ける。知らん顔しても、睨みつけても、1,2m近くまで寄ってきて更に近くで吠える奴もいるばかりか、たまには走って追いかけようとし、吠えながら前足を私の脚にかけようとする犬もいてるので、流石に狂犬病の予防接種はしてあっても、面倒怖い。
この茶色いワンコ、ハンサムだけど、結構体が大きくて吠える声も低くて太く、吠えながら助走してくる。口も大きくてガバッと来られたら痛そう
WTF, where is his guardian? Stop him please!! と内心叫びながら、しかし冷静を装って通り過ぎようとするのめちゃ怖い。
そして、こいつら。この車の下から続々小さな犬が5,6匹吠えながら出て来る。
可愛いと思っていたら、黒い小さなワンコは身の程知らずにも私に後ろから飛びかかろうとする。
蹴られたいんかいワレ~?! フットボールみたいに隣街まで飛ばされたいんか、ああ?
って吠え返せたらどんなに気分いいだろうと思いながらも冷汗かいて歩き続ける私。
茶犬くんはそれ以来私には吠えなくなった。相変わらず近寄ってくるけど、のんびりペースなのでこちらも安心して手のひらを出してみると、クン、と短く嗅いで遠くを見つめるので、Can I touch you? とゆっくり眉間からおでこを撫ぜた。けど犬って触られて喜ぶところと嫌がるところがわからないと不安だし、bug magnet な私は蚤に飛び移られるのも困るので、それっきり触りっこしない、通りがかりの知人関係になった。
やっぱ、わんこって良いね。