FOMCのこと
29日と30日のFOMCが終了しました。そして声明文の発表がなされ、まつよしさんがMIXIの日記の中で声明文を紹介してくれています。http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1152716386&owner_id=12712825
宮地が少し疑問におもったことは、この声明文は非常にオーソドックスすぎるのではという感じを読んでいて受けたことです。内容自体には別段変ったことはないし、政策についても従来の緩和政策を堅持することが盛られています。しかしなにか淡々と語られている(あえてそうしている)ような気がしてなりません。
市場は長期金利の上昇について気にし始めています。特に10年債の金利が3%台に乗せてきたこと、しかしFRBはこの長期金利の上昇については極めて無視しているような感じなんです。
通常インフレファイターとして中央銀行はインフレには非常に過敏です。しかし米国はじめ各国の中央銀行は金融緩和政策を打ち出してきています。これはもちろん景気の回復を前提としているわけですが、当然副産物としてインフレの芽が出てきます。そして今の米国がちょうどその時期なんですね。長期金利が3%台に乗せたこと。
一部の市場関係者は当然そのこともFRBは感じていたわけですし、そのための政策、つまり国債の買取額を増加することがFOMCの声明文に盛り込まれる可能性も期待していたわけですが、その期待ももろに裏切られました。
そしてイッキに10年国債の利回りは3.10%台まで上昇したわけです。これが長期金利の上昇を加速することになるという悪影響が懸念されます。 来週は710億ドルの大量の入札が予定されており、このことが住宅ローン金利の上昇などトいう景気にとっての悪影響を及ぼすことになればさらにFRBの取りうる政策の自由度が狭められることにもなります。
このことをFRBはすでに十分に認識しており、あえて景気減速の鈍化トいうコメントを出しながら長期金利の上昇に関してのコメントは何も出さず、淡々と声明文を発表したことの重要さ(FRBのしたたかさでしょうか)に注目しないわけにはいきません。