金(GOLD)が1000ドルを突破
世界の金融の不安定さがまたまた嫌気されているようですね。
東欧が相当悪いらしいという話からユーロまでもが売られつつ
NYではCITIの株価が2ドルを割れてくる中で金価格が1年弱ぶりに
1000ドルの大台を突破しました。
昨年いったんピークをつけたあと、何よりも資金繰り優先となって
あらゆる資産価格が下落した昨年の後半にさすがに金も
ピークアウトしましたが、ここにきて底を打って反発してきました。
ここにおいて資産保全の最終手段としての金の強さを発揮していますね。
昨年中ごろまで、大暴騰を演じた原油と比較して見ましょう。
デカップリングだなんだかんだといって、また直近の中国市況が
やや底打ちの兆しを見せたとはいえ、チャートは明らかです。
振り返ると、商品市況に偏重の兆しが見えたのは昨年の
ECBによる最後の利上げ行われた(トリシェさんの予告つきの)
あそこでほぼ天井をつけています。
結果論ですがあのタイミングで金融危機が自体経済の悪化に
波及していったところなのでしょう・・・・
さて、金価格と原油価格を同じチャートに重ねてみてみます。
これ、昨年末の為替に関するセミナーでも説明したもの
でありますが、11月に金と原油がその歩みを変えはじめた
ことが分かります。
そこにあえて為替でもユーロポンドのレートを重ねています。
(この場合 1ユーロが何ポンドかを示しています)
ここにおいて、米ドル不安の代替手段としての金とユーロ
原油価格の影響を強く受けるポンドの位置関係も、金反転上昇
時に大きな変化を見せたのです。
そのときに何が起きたのか?
ずばりFRBによるBS(バランスシート)の資産拡大策です。
積極的に民間の社債等を中央銀行自らが引き受け
はじめたのがちょうどこのときからなのであります。
通貨の増刷は、不況下ではインフレは招かない???
消費者物価といった物価一般はそうなのかもしれません。
ただ、市中に出回る貨幣量が増えれば、資産の全体額が
一定であれば、資産に対する1単位あたりの貨幣価値は
下がります。
であれば、資産を保全するためには何をするのが良いのか?
そもそも、増発懸念のある通貨で持たないということと
企業そのものを含む、社会全体の資産を保有しておく
方向にお金が流れたとしても不思議ではないわけです。
つまりここでは 名目の資産価格が上昇する余地が
大きくなる・・・ということになるのでしょうか?
また微妙な位置となってきた米国国債チャート



