夕べの欧州市場 金融政策変更(維持)と金融不安
昨夜イギリスの中央銀行BANK OF ENGLANDと
ヨーロッパ中央銀行(ECB)は
以下のように政策金利を決定しました。
BOE 1.5% ⇒ 1.0% 0.5%(50bp)の引き下げ
ECB 2.0% で据え置き 変更なし
しかしこの決定はほとんど市場の予想通りであり、その後行われた
ECBのトリシェ総裁の会見もほぼ市場の予想の範囲の域を
でなかったためにいったん材料で尽くしのような形となり、金利を
引き下げたポンドは上昇、ユーロは小甘い展開になっています。
以下、2月2日のアジアスタートを1.0とした EURUSD,EURJPY、
GBPUSDの相対チャートです。
ところでこのときのトリシェ総裁の会見ででてきた
【非伝統的な措置の定義とは何か?】
を解説すると
1月20日にイングランド銀行キング総裁が行った講演で示した
「非伝統的な措置」とは中央銀行による一連の資産買い取りを
通じた①マネーサプライの拡大と②企業への信用拡大の形をとる
このことをさすようです。
【FRBも日銀も含め中央銀行の伝統では】、
① 貨幣価値を減少させるインフレにさせる政策は通常採らない
② 銀行以外の一般紙企業の信用(クレジット)リスクはとらない。
この2点を社債等を買い付けを表明しているFRBと日銀の措置などは
まさにこの非伝統的な措置に入るのでしょう。
ところで夕べの欧州の出来事で大きかったのはスイスの再保険会社
スイスリが大幅赤字を発表したことですね、
それの対策として、バフェット氏に資本参加を要請したり
更に市場でも資本増強をするということだったのですが
同社株は大きく下落しました。
それに伴い 通貨としてのスイスフランは主にユーロに
対して売られスイスの株式市場の指数は大きく下落しました。
ただ、NY時間になって、既に発表されていたものの来週の
アメリカの金融安定化策に対する期待が高まり金融株に
買戻しが入ったためNYの株式市場は持ち直しての終了と
なッたわけです。
ポイントはその政策が具体的に出てきたときの市場の
評価なのでしょうね。

