ボラティリティはもっとつかえる???
昨日、一昨日と、二段波動研究会の公開講座で
「オプション取引 超入門 & 再入門 」と題した
セミナーをやらせていただきました。
とりあえず用語の解説などは、証券会社の無料セミナーでも
たくさんやっているので、せっかくだから・・・
ということで、どういう要素でオプションの価格は動くのか?
また他の現株や、先物と比べて何か値動きについて特徴的な
傾向や法則のようなものが、あるのか?ないのか?どうなのか?
あればどういうことなのか?を中心にお話しさせていただきました。
でもって、まずはここを押さえてということで、実際の売買の練習を
各自よろしくお願いします。の流れでとりあえず入門偏はいったん終了。
だけど、オプションといえば やっぱり「ボラティリティ」???(笑)
オプション取引でおそらく最も重要な価格決定要素のひとつは
このボラティリティであり、それがいったい何であるのかのお話と
それがオプションの価格決定にどのように関係したのか今回の
オプションセミナーでも最後の最後でエッセンスとしてのお話しました。
ただ今回は入門講座ということで、この辺は次回にということです
ところで、
実際 この「ボラティリティ」というやつは、言葉としては、ものすごく
よく聞くことが多いのですが、きちんとその定義や用法について
把握されている方があんまりいない・・・
まぁ そのボラティリティとオプションの価格の説明には、たとえばですが、
「対数正規分布」、「標準偏差」、「累積密度関数」、などといった
舌を巻きそうな用語が沢山出てきちゃって、もうその時点でOUT
というケースが多いように思われがちなのですが、
じつはボラティリティ(標準偏差・σ)というやつは実際、その使い方を
ちゃんと理解し把握すれば、かなり便利な概念(ツール)なんですね。
ボラティリィティの概念を使うことによって何がいいのでしょう???
以下箇条書きにしてみると
① まず、毎日トレードをしているその商品の値動きについて、
その商品における普通の値動きとは、どのくらいなのか?
を示すのがボラティリティ と考えることができます。
※ ただし 30%といったときの具体的な数字は、
年換算の変化率となります。
いいかえると、商品ごとにおそらく存在するのだろう
「普段の値動き(の幅)の程度はどんなもの?」という塩梅を
示しているのが「ボラティリティ」と、
まぁそういう言葉ででてくることがあります。
② それを踏まえて、では実際におこった当該(金融)商品の
値動きが、その商品において、どのくらい普段とちがって、
(大きくまたは小さく)動いたのかを計るために、このボラティリティ
ってやつが基準となったりします。
いわゆる何σ(シグマ=標準偏差)の動きとかいうあれですね。
③ ところでこのσ(標準偏差)で計った値動きの数字を応用すると
そのうごきが、どのくらい珍しいのか?
(※その商品の値動きが(対数)正規分布にほぼ従うもの
であれば、) ある程度の具体性をもった数字(確率)でもって、
その値動きの出現を捉えることができるようになります。
ようは、②の具体化です
④ ③のステップを経て、どのくらいの確率でOTMのオプションが
ITMになるのかはもとより、さらにオプションの満期における
価値の期待がある程度の信頼にたる数字に置き換えることが
可能になり、これをきちんと精製した結果が、いわゆる
オプションのプレミアムとほぼ一致する・・・という状態を
(もちろん一定の条件下ではありますが)
私たちはEnjoyすることができるわけです。
⑤ こういったあらゆる(金融)商品の値幅を、その出現確率を
と結びつけて、確率的に値動きを考える手法を手にした
ところから、オプションをはじめあらゆる金融技術は
1980年代に発展したのです。
ところで、昨今の金融市場の動きはその金融技術(一般に言う
ところの金融工学)の暴走によって大混乱に見舞われた、というような
いわれ方をしていますが、その判定についても、彼らがいったいなにを
しようとしたのか?そのあたりから考えて見たいとも思もうのです。
ということで、入門に続いて次回にやるオプションセミナーは、
丸ごと1講座ボラティリティについての勉強をみっちり
やってみようかなぁと・・・ (爆)
対象とする生徒さんの経験値は、ボリンジャーバンドを使ったことの
ある程度の基礎知識があれば、何とかなるのかなぁ?
なんて感じでしょうかしら(笑)