たった今、論文を学術雑誌に投稿し終えた。疲れたガーン


経済学の場合、研究者は審査付の学術雑誌に投稿して、

審査をパスして論文を載せることが一番の業績になります。


雑誌にもいろいろあって、

審査とは名ばかりの自動ドアみたいな査読をする雑誌もあれば、

多くの経済学者は一生載せられない雑誌もあります。


ナルトで言えば、一生上忍になれない忍者もいるということです。


審査を受けると、雑誌の編集員(エライ人)と審査員(2-3人)から論文についてコメントが来ます。

コメントの内容は、

(1)論文を受理するか、没にするか、書き直しか、を命じられる

(2)書き直しの場合はどのように書き直さなければならないのか指示される


僕の場合は二人の審査員がいて、

書き直しを二回ほど要求されている状態だった。


ちなみに、僕の専攻する理論経済学では、

論文がしかるべき学術雑誌に載っていない人間は就職できません。


載れよ、このやろーー!!

一昨日、ゼミで研究報告を終えた。


先生は僕の新作をなかなか気に入ってくれたようでよかったが、


その後調子が下がりっぱなしであるダウン


ぐだぐだしてられる身分ではないのだがガーン



昨日はMayuの付添で、四谷のオフィスに行く。


ランチに食べたゴルゴンゾーラチーズと蜂蜜のピザは絶品だった。


蜂蜜が湖のようになって濃厚なチーズの上に浮いていた。



山本文緒の復活作『アカペラ』を読む。

中編三部作みたいな感じ。


第一編『アカペラ』は軽い近親相姦やらボケやら複数視点やら、

今までの山本文緒の寄せ集めてきな感じ。

しかし、ストーリーはまずまず。


第二編『ソリチュード』はかなりやばい。

個人的には山本文緒の作品の中でもかなり上位ではないかと思う。

こういう、自分でもどうしようもない事を抱えた人間を描かせたら、

山本文緒は天才だ。



山岡著『データはウソをつく』はけっこうおもしろい。

新聞や研究などで、データを使ったうそくさい話を見かけたときに考える参考になりそう。


政府の雇用対策法案は、介護や農業などに労働力を移すというような内容だと思うけど、

いくら訓練を提供しても、所得補償などがきちんとしていないと生活していけなくて、

その産業から離職しちゃうんじゃないか?

その辺の政策に関してはどうするきなんだろう。


てか首相、もうちょっと大臣コントロールしろよ。


日銀によると2011年まではデフレらしい。


保育所や養護老人施設の基準に関する地方分権法案が来年の通常国会に提出される。












ハーバード大学のAl Rothのブログに面白いことが書いてあった。


インドの田舎の地域における、女性の教育と経済力の向上には次のような効果が出ているという話:


インドでは現在人口の半分くらい(約6億6千5百万人)がトイレを持っていないため、

日常的には使用できないらしい。


僕の友人でインドに行った人の話でも、

田舎には特に少ないらしく、みんな外で普通にしているという。


しかし、二年ほど前から、インドのHaryanaの北部地域で

女性の人権のための活動家たちによる"No toilet, No bride"キャンペーンが行なわれ、

140万箇所のトイレがその地域に造られたという。


ものすごい勢いじゃない!?


おそらく活動家の一人であると思われる人いわく

「自分の娘を、トイレを持っていない男に近づけたくない」。


最近の経済発展と教育水準の向上のおかげで、

女性たちは自立しつつあり、社会的地位も向上しつつあるという。


この人たちが幼少の頃は、

ろくに学校にも行かせてもらえず、床を拭いてばかりいたという。

てか、今、研究室にゴキちゃんが出てきて大変だったガーン



インドでは、女の子というのは結婚するときに持参金を花婿のところに納めなくてはいけないため、

財政的に借金のように考えられていた。


このため(さらに労働力として使える等の理由で)、田舎では男の子がほしいために、

胎児が女の子だと分かると、堕胎してしまうということが言われている。

(アマルティア センの「消えた女性たち」論文でも有名な話)


しかし、そういうことをしていたため、女性が少なくなり、

男性の間で女性争奪の競争率が激しくなったらしい。

これで、さらに女性の地位が向上しているらしい。


今では男性たちは、何とかトイレを造るお金を稼ぐためにがんばっているという。



トイレが無いというのは、不便なだけでなく不衛生なため病気になりやすくなる。

また、女性の場合、物陰に隠れるということは、人目につかない危険な場所に行くということ。

なので、排泄が出来ずに余計に病気の可能性が高くなる。


これを防ぐため今まで世界銀行などによっていろんな策が講じられては失敗してきたが、

今回のキャンペーンは、これまでの対策の中で一番効果的だという。


このキャンペーンのうまいところは、ただ単に女性の人権を叫ぶのではなく、

「結婚しない」とスローガンを出したところだろう。


これで、彼女が欲しかったり結婚したい男性は、

より真剣に女性の生活条件について考えるインセンティブを持つことになる。



教育によって女性の人権向上への考え方の発展するとともに経済力が向上した結果、

このようなキャンペーンを行うこともできることになったのだろう。


やはり教育の効果は多元的で多大だ。


教育水準が高い国では寄生虫にかかりにくく、栄養失調になりにくいという研究もある。

おそらく上に書いてあるのと同じような理由だろう。