danny2

ジェットの話なんですけど、
インタビューによれば、
・去年モルジブの津波を経験して、意を新たにした。
・ハリウッド映画にはもう出演しない。
・リュック・ベンソンは「キス・オブ・ザ・ドラゴン」以来の友人で、彼はジェットにたいしてこれから単なるアクション映画には出演してほしくないと思っている。
・2年前から仏教に対して強い関心を抱くようになった。
・自分は「暴力」によって世間に広く知られるようになったが、本当に伝えたいことは「平和」である。
・(自分の映画における)「暴力」は、すべて平和に寄与するものだ。


最後なんかかなり矛盾しているように聞こえますが、仏教の力を借りて、矛盾を統一しようということなのでしょうか。


で、わたしは思うのですが、ジェットはハリウッドに進出してから、いろいろ悩んだのではないでしょうか?自分自身の内面の問題として。
しかも、「暴力」を肯定するアクションスターの方向性と平和を愛したいという自分自身の方向性の矛盾は以前から自分自身の問題として内在していた。ハリウッドに進出ことによって、明らかな形として出てきた。

って、自分に照らし合わせて思うのです。ちょっとおこがましいですが。


ジェットのいう意味では、「ワンスアポンナタイムインチャイナ(黄飛鴻)」なんてまさにぴったりの映画だと思うんだけど、やっぱり同じところにじっとはしていられないわけです。ジェットもまだ若いですし。


いずれ「ワンスアポンナタイムインチャイナ」の路線に戻るんじゃないでしょうか。
というか私はそれを望んでいます。