中受オタが延々と眺めていられる本と言えば、

みくに出版さんの中学入学試験問題集(通称、銀本)!

 

2024年版(2023年入試問題・それ以前も含む)がメルカリで流れるようになったので、

早速今年も購入しました。

 

 

今回語らせてもらいたいのは、国語の入試問題。

 

各塾の入試分析会で伺った通り、

物語文の出典は近年発表の作品が多いです。

 

これは問題作成上、

手垢がついていない作品を用いたいという意図が前提にあるらしいです。

 

(とは言うものの、恵泉では幸田文さんの随筆が出題されていました。

さすが恵泉!センス良い〜!)

 

 

一方、説明文は?

こちらは物語文以上に学校からのメッセージを感じる出題になっています。

 

 

例えば、2023年の青陵中出題の説明文、末尾。

 

「孤独を恐れてはならない。」

 

 

めっちゃカッコ良くないですか?!

(主題は同調圧力に屈しないでした。)

 

 

サピの入試分析会でも、

この辺りのテーマは難関校で取り上げられやすいと聞きました。

 

その姿勢、価値観を読解を通して理解出来るお子さんが欲しいということですね。

 

 

 

また、説明文の出典は新書からが多かったです。

物語文に比べて新刊にこだわらず、割と昔の本からの出典もあります。

 

専修大学松戸中では、

故河合隼雄先生(大好き!)が取り上げられていました。

 

 

個人的に「おぉ!」と思ったのは、

市川中の「戦争は女の顔をしていない」でジェンダーを絡めた問題。

(2024年入試です。)

 

アレクシェーヴィチは「亜鉛の少年たち」もお勧めです。 

 

 

 

そもそも、説明文を探索したのは、

我が子が人文系説明文に弱いかも?!という発覚でした。

(カリテで普段よりも取れなかった。)

 

低学年の模試から現在の予シリの説明文と言えば、

動物の生態は〜みたいな、自然科学系が大半を占めています。

 

 

これが予シリ5年下になると、、、

自然科学系がないわけではないけれど、人文系も増えている!

 

この春休みは、

音読→選択問題を1〜2題解いてみるという学習を取り入れてみました。

 

5年下でも、物語文や自然科学系は読み取れるし、解ける。

(物語文は相性が良かっただけかもね。)

が、社会学になると、何だこれ感マックス!!

 

目に見えないことが書かれているから、

抽象が自然科学に比べて半端ないです、、。

 

 

 

じゃあ、入試問題では?

 

 

 

人文系ばかりじゃん、、、!!えーんえーん

 

社会学はおろか、経済学、精神分析、比較文化論や哲学的な作品もある、、ガーン

 

 

いや、無いわけではないです、自然科学。

新小4・第一回組分けテストのテーマにあった警戒色が主題の学校もありました。

 

ただ、環境問題のようなもう少しマクロなテーマが多い印象です。

 

 

予習シリーズ5年下も4年の予習シリーズに比べたら、

グッと難易度は上がるものの、入試問題ほどの難しさはないです。

 

つまり小6の間にどこまで引き上げるか?ということですね。

(これは算数にも言える。)

 

 

この入試問題の文章を楽しんで読めるくらい、

精神年齢が上がってくれたらいいなぁネガティブ