以前書いた「組分けと入試結果」の相関性に続き、「合不合判定テスト(小6模範模試)と入試結果」の相関性について、考察します。

巷で聞く「(合不合)偏差値通りだった。」と「模試の判定なんて大外れ!E判定でバンバン受かった!」、なぜこういった二極化が生まれるのか考えてみよう!



 合不合判定テストの結果が関係なかった


こちらは組分け考察と同じ理由が挙げられます。

①模範問題の合不合とは入試傾向が著しく異なったため。

すみません、そんなに傾向が異なる学校を知らないので、また麻布や栄光を例に出します。
以下は、四谷大塚発行の入試本より、合格者の合不合結果変遷です。


麻布

すごい!
Y50を切っても合格者がいる!


栄光

麻布ほどではないけれど、Y60を切っても合格者がいる。




一方、熊野先生が「塾の成績に沿った結果が出やすい」聖光の分布を見ると。

聖光
麻布・栄光に比べると、下位からの逆転合格は厳しそう!



②合不合の問題が入試傾向に対して難しすぎた

鉄仮面先生は「Y50以下の学校の場合、首都模試の判定の方が合不合と比べて精度が高い。」と仰っています。
つまり、合不合の問題では難度が高く、出来ている・出来ていないの判断がつかない学校群もあり。



 合不合判定テストの結果が関係あった


今回のメインはこちら寄りかも。
過去問が出来ていたら、合不合の判定なんて関係ない?
学校別模試が出来ていたら、合不合の判定なんて関係ない?

いやいや、そんなことないかも、、、、。



①過去問は出来たけれど、合不合が取れなかった場合

貴重なご意見を引用させて頂きます。


 第1志望校の敗因の理科。

実は過去問では、ずっと合格者平均とれていたし、4科目で1番安定していた。

志望校の理科がちょっと変わった問題で、相性がよかった。

ただ、毎回の模試は1番理科が悪くて、不思議だなと思っていたけど、過去問とれてるしいいかと見過ごしたのがだめだった。

 

 


 過去問の出来や傾向は、秋以降とても大事。

模試より過去問だと思う。

過去問の相性はある。

だけど、模試の出来を、気にしすぎはだめだけど、無視はしない方がいい。

学力がついているかの参考にはなる。

20%で合格する子はいる。

けど、その偏差値帯では10人に2人しか受かってないというのも事実。




もしかすると、その過去問はテキストに類題が載っていて、一度解いたことがある問題だった可能性がある。
(これはジーニアスの松本先生のご指摘。)
もしかすると、その過去問は単に得意単元が集まっていて、偶然出来た可能性がある。

合不合が取れず過去問だけが良い場合は、上記の麻布等の特出した傾向でなければ、その過去問の出来は偶然かもしれない、、、!




②学校別模試が開催される学校ですら、プロは合不合も重視している

後期になるといくつかの NNでは、クラス分け基準を「 NNオープン模試・合不合・その他のテスト」と定めています。
合不合の結果を軽視していないことが分かります。


学校別模試が出来ていたら、もう模範問題の合不合なんて気にしなくていいんじゃない?と思われるかもしれません。

熊野先生の著書でも、「後期は学校別模試の傾向にお子さんがシフトしているため、最難関校合格のお子さんは合不合やSOのような模範模試は成績が下降する傾向がある。むしろ下がったお子さんの方が合格率が高い。」とあります。


じゃあ、学校別模試が取れていたら、合不合は相関性ナシ!気にしなくていい!

ではないのです。


こちら、上記と同資料の開成合格者の合不合推移です。



下がったと言ったところで、この程度の下降!
間違っても前期でY70だったけれど、後期はY50まで下がったというお子さんはいません。


更に、某NNの合格者の合不合平均を見ると、合不合でY65を切ってしまうと、そもそも学校別模試も取れないという結果が出ています。


つまり、学校別模試が開催されるような学校であっても、麻布等ほどの乖離がない場合、合不合は無視出来ない存在なのです。
これは学校別模試を過去問に置き換えても良いでしょう。

出来るお子さんはどのテストでも出来るということですねスゴイ!




まとめ!

引用させて頂いた方のお言葉を借りると、

合不合
気にしすぎもアレだが
無視するな
(字余り)