細谷 功さんによる「考える」ことに特化した書籍。

ここ数年で感銘を受けたものの一つだ。

一昔前に「脳トレ」なんて言葉が流行ったと記憶しているが、鍛えた所でその使い方がわかっていなければ

実用することができないのは、筋肉も脳も同じなんだろうと思う。

細谷さんの洞察や取り上げた実例により、思考法やそのプロセスなどを体系的に理解することで、

より聡明に物事と向き合うことができると実感できた書籍でもある。(普通は無意識的に行なっている事象ですが)

課題解決脳、アウトプット思考、具体と抽象の反復運動、その源泉が親しみやすい言葉で解かれているこの書籍は、

「考えること」の本質を捉える上で重要なヒントになるものだと思う。

即効性があるものではないが、より豊かな発想で一日一日を過ごす上で、

業種・立場・ライフステージを問わずに多くの人に触れてもらいたい。

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