先週末は葉隠入門以外にも三島由紀夫「行動学入門」、梶井基次郎「檸檬」を読みました。

行動学入門は第1部として行動の概念、行動の美(ひらたく言えば人がキラキラして見える瞬間について)

即ち純粋行動と自己の内面を投影したものを見詰める眼差しの美しさについて語られたエッセイ。

第2部として終わりの美学。様々なテーマについて物事の終わりとその理想型について語られたエッセイ、

第3部として革命哲学としての陽明学についての話が書かれています。※陽明学のはちょっとわかんなかったな(^^;)

三島由紀夫さんは、戯曲とか小説もいいですがエッセイが頗る面白いです。「不道徳教育講座」とか傑作です。

梶井基次郎さんの「檸檬」はまさに純粋行動と内面の投影で書かれたような作品で、特異な感受性に裏打ちされた、欺瞞や媚びが一切感じられない文章が素晴らしかったです。

図らずも、「行動学入門」で学んだことが「檸檬」という題材で実例として感じることができたので、

大事な教訓を得たように思います。

 

一段落したのでテレビでたまたまやってた瀬戸内寂聴さんの青空説法を聞いてる。