芥川さんが好きです。
幼少の頃、なにかと病弱だった僕に母が買い与えたのは芥川作品のオムニバス本でした。
当時読んでいたのは、おそらく子供向けにしてあるやつでしたが(ひらがな多めだったり現代語だったり)。。。
今、自分がこの眼で世界を見て心で咀嚼する際の指標というか考え方の根底に芥川オフセットが入っているのは否めません。
映画でも音楽でも絵画とかでも人間の醜さや悪さがしっかり描かれていないと嫌なのは、
きっと芥川さんの世界観が身に染みているからだと思います。
当時は蜘蛛の糸とか鼻とかベタなのが好きでしたが、今は地獄変が好きです。
