主人は告知から1年4ヶ月と5日で旅立ちました。
こんなに早く旅立つとは告知を受けた際には思いもよらなかった。
順調に思えた去年の夏から一転、最後は進行の早さに頭が混乱する事も多かったです。
これこそが、進行胃ガンです。

闘病生活は‥順風満帆とは行きませんでしたが、よく頑張ってくれました。
胃ガンは痛みで苦しむイメージでしたが、痛みは思っていたよりも小さかった様に思われます。
しかしながら病気は千差万別です。

何よりも精神的に強い人でした。
全てを自ら受入れ、判断し行動した主人でした。
余命を宣告される度にどう思っていたのでしょうか?
娘にさよならを言えず、何も言い残せなかった思いは‥

仕事はせん妄の現れる前日、旅立つ1週間前までしておりました!
常にパソコンと、携帯(メール)を気にしてましたね。
何も知らない方が主人に仕事の報告や相談をされている事に気がつき慌てて会社に事情を話したくらいです。

そして、弱い姿(意識のない姿や、判断力を欠いた姿)を家族以外に見せることなく旅立ちました、主人らしいです。

仕事面では転勤や出張が多く子供が小さいうちは私的には大変でしたが、転勤先での生活は良い思い出です。

そんな、私との出会いである会社にはとても良くして頂きました。
出社日数を減らし。在宅勤務にして頂いたお陰で最後まで辞める事なく社員としていられました。
お給料や、ボーナスも減額になることなく支払って頂き本当に感謝です。

53歳と言う若さで旅立った主人です、思い残す事も心配事も多々あったと思います。
あなたの代わりにしてあげられることはありませんが、心配をかけないように努力はしていこうと思います。

そして辛く悲しい経験をした娘達には人の痛みが分かる人、優しさを持てる人、あなたの様な強さを備え持った人へと成長していって欲しいと思います。

長々と30回に分けての闘病生活を綴らせていただきました。
多くの方に励まされ、応援、ご心配をして頂いた事をこの場をお借りしてお礼申し上げます。

これからもどうぞ、よろしくお願い致します。