その時は突然やって来ました。

ちょうど親しくしてくださっている看護師さんが病室に来ていました。
主人が痙攣を起こしました。
大きな痙攣で少し長め、看護師さんいてくれたのですぐに対処して下さいました。
私はビックリして涙が止まらずお父さん、お父さんと叫んでいたと思います。

痙攣が治りましたが看護師さんから
「このまま呼吸が止まるかもしれない、すぐに娘ちゃん呼んで!ご両親は?」

私はすぐに学校へ連絡を入れて病室へ来るように伝えました。
両親へも。

なつが到着する頃にはかなり落ちついていましたが様子は随分と違っていました、その姿を見て静かに涙したなつ。
私の様にわんわんとは泣かなかたことがかえってなつの中の不安が物語っている様に思えました。
他県から両親と義兄が到着した時には更に落ち着いていましたが、その姿を見て悲しむ両親に胸が痛みました。

予断は許さないが何かあったら連絡を入れて頂く事で帰宅しました。

翌日なつは念のため学校を休みましたが、看護師さんが少し低迷しているから学校に行った方が良いかもと気を使ってくださいました。
そしてこの日からなつが誰なのか分からなくなっていました。昼にはなつを帰宅させました。
何かあったら連絡するからと。
帰して正解だった出来事が。