Yの両親は経済的に苦しかったが 今から数年前に家を購入し 長らく住んだあの町から引っ越した 『へー Y姉妹 家買ったんだ なんだかんだ言ってたけどお金はキチンと貯めてたのかな?』うちの母親の感想 Y家族を知ってるひとならみんな同じように思ったかも知れない …が実は違う 現実はそんなにうまくいかない 郊外に建てた一軒家 実は息子Yの名義でローンを組んだ 最近になってこっそりYに聞いた だからYは毎月決して少額でない仕送りを両親にしている 仕送りを止めれば たちまちローンの支払いは滞るだろう なぜそんなムチャクチャな? Y…『あいつらの経済状態で銀行は融資しないよ 俺が名義人にならないと無理』『あいつら向こう30年ローンを払い続けるとは思ってない もうちょっとで滅びがくるから 借りたもんもチャラになる そう本気で思ってやがる』…おかげでYは自分の家を買うにしてもさらなる融資を受けるのは難しくなったようだ …二世帯なんて絶対無理なのに… どういうことやねん!?その話を聞いて友達の親ながら僕は怒りに震えた 『どうせこの世はかりそめ お金は不義の富なんだから ハルマゲドンがきたら全てチャラなんだから 息子よ 後は頼んだよ』ってかよ? あまりにふざけてる そもそもJWになるとき一般的な幸せは放棄したハズでは? 昔からリスクだけ子供に背負わせて 辞めて羽ばたいた子供にさらに重荷を背負わせる そのことに気付きもしない 自分たちだけが正しいと信じてやまない 『いつになったらエホバの道に帰ってくるの?』ふざけるのもいい加減せえや…と思う。Y…『まあ 家買うとき反対しなかった俺にも責任あるし 生活も慎ましいしな 贅沢はしないし 百円で買った野菜で二人で喜んでるし…』
『お前優しいなあ…』と言うしかなかった僕。…でも自分の家庭じゃないけど やるせない憤懣がヘドロのように心に波打った。