経営者にもいくつかタイプがある。そのひとつは「オーナー社長」か「雇われ社長」か、という点。同じ企業経営者といっても、その両者は立場的に大きく違う。その違いは業績に対する責務と、そこから得られる収益に表れる。
オーナー社長であれば、多くは創業者かその親族であり、役員報酬から社内人事まで多くの権利を持っている。会社にとっては「王様」のような存在だ。対して「雇われ社長」なら業績の向上と改善を条件に報酬を受け取る経営責任者であり、野球における「監督」のようなものだ。
オーナー社長は会社の業績が良ければ多大な収益を得ることができるが、業績が悪く負債を抱える様なら、私財を投げ売ってでも負債を返さなければならない。だから、創業者をはじめとするオーナー社長は、自分が会社の経営に向いていようが向いてなかろうが、必死に取り組む。
雇われ社長は、オーナーや株主から会社の経営を任されている身である。会社の業績を向上させ、実績を上げて初めて報酬をもらうことが出来る。経営を頼む方も頼まれる方も、業績の向上が見込めない様なら成り立たない。だから、実績重視の傾向がある。
私が知る限り、オーナー社長にはクセが強い人が多い。従業員全員から慕われる様な好人物は皆無だ。多くはワンマンであり、従業員に強権を振るい、取引先に裁断を下す。内にも外にも敵だらけの中、悠然としている不敵な人物というのが私のオーナー社長に対するイメージだ。
オーナー社長にとって絶対的に必要なものは、どれだけ企業の業績に対して必死に取り組めるか。という気概であると思える。
商談の相手がオーナー社長であれば、こちらは気を締めて対応するべきだろう。何故なら、相手は会社の経営に命がけで関わっているのだから。
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