雨後の月
うごのつき・広島編



私の中での、お酒の舞台は
いつも安倍晴明屋敷の簀子の上

晴明と博雅が酌み交わす酒
季節は春、二人はゆるりと話す


「このような桜を見るとな、晴明よ」

「なんだ」

「人もまたこの天地の間にあっては
あの桜の花びらの一片であるような
気がしてくるのだよ」

「うむ」




私の一滴はこの世界に
迷いこむための


一杯なのである


…と、いふことに
しておこう笑




花らぶ②
ありがと





つきこ。