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【読書で気づき】
リーダーシップに関する書籍として、
『リーダーシップの旅』 野田智義・金井壽宏 著
を読みました。その3、気づき・大事なポイントのシェア、最後です。
わたしメモ その3
【利己と利他のシンクロナイズ】
自分が「見えないもの」を見て行動を一人で始める。
振り返ると人がついてきてくれて、人数も増えていく。
結果、リーダーとなる。
同時に、フォロワーの存在とついてきてくれたという経験が、
リーダーの原動力を、「利己」から「利他」へと同期化していく。
京セラの稲盛さんの話
地獄
大釜の中でうどんが湯気を立てて煮えている。
使うのは1メートルもある長い箸
地獄に落とされた人たちは、その長い箸で、皆争って食べようとするが、
箸が長すぎて、自分の口には入らず、うどんはみな飛び散ってしまう。
極楽
大釜の中でうどんが湯気を立てて煮えている。
使うのは1メートルもある長い箸
ただひとつ違うのは、極楽の人たちは、その長い箸で、向こうの人に「どうぞお先に食べて下さい。」と勧める。
向こうの人はそれを戴き、「ごちそうさまです。つぎは、あなたにお返しさせて下さい。」と、相手に食べさせる。
極楽ではみんなで美味しいうどんを食べる。
⇒究極の利己は利他
ロバート・グリーンリーフが提唱する
サーバント・リーダーシップ
「リーダーである人は、まず相手に奉仕し、その後相手を導くものである」
奉仕型指導者としてのリーダーシップのあり方。
『大学』
(大学とは四書五経の一つ。リーダーシップを説いた中国の古典)
「大学の道は、明徳を明らかにするにあり」 という書き出し。
⇒リーダーが学ぶべきことは「徳を身につけること」
徳とは、「自己の最善を他者に尽くすこと」...田口佳史
相手の気持になって尽くしきる。
【リーダーシップの暗黒面】
ヒトラーはリーダーか?
リーダーではあったが、考え方が、マイナスのリーダーであった。
稲盛さんの人生の方程式
人生・仕事の結果=考え方(-100~+100)×熱意×能力
ダークサイドに堕ちるリーダー ⇒ ダースベイダー化
【リーダーシップの旅を完結させるもの】
「大いなる力には大いなる責任が伴う。」
(映画スパイダーマンより、ベンおじさん最期の言葉。)
力を授かった主人公のピーターは、初めは自分のために使おうとするが、幾多の苦難を乗り越えて
自分の責務に目覚め、平和のために戦うことを決意する。
私たちは人生において、いろいろな力をギフトとして授かっている。
ギフトとは、自分で勝ち取ったと思っても、その大部分は周囲の人々の協力があってこそ得られたもの。
ギフトにおける世界共通の原則
もらったギフトは返さなくてはいけない。
くれた相手にではなく、他の人や社会に。
(cf:ノブレス・オブリュージュ)
ギフトを社会に返す「返礼の旅」の過程で、さらに社会のリーダーへと成長する。