先日、都内某マンションの一室で後頭部殴打による女性殺人事件が発生した。

警視庁捜査一課は所轄の警察と合同捜査を行っていたが、依然有力な情報を掴めず捜査も行き詰まっていた。

警察組織には、科学捜査研究所という科学的な証明で事件解決の手助けをする機関がある。

先ほど、科捜研から中間報告書を持参したいという連絡があった。

警視庁捜査一課のローラ警部は、珍しく本庁にいた。


「失礼します,,,,」

「どうも、先ほど連絡をくれた科捜研の方ですか?お見かけしたことがありませんね?」

「先週、京都からこちらへ異動になりました栗原類と言います,,,,」

「そうですか?これから宜しくお願いします!」

「,,,,僕なんか役に立たない存在なので、またすぐ異動になりますので挨拶は結構です,,,,」

「うわぁー!ネガティブ~!」

「ローラだよ~♪よろしくね♪フフッ♪」

「,,,,殺害現場で採集したもので被害者以外の毛髪が見つかりました。僕が見つけたので到底手がかりになるとは思えませんが,,,,」

「うわぁー!ネガティブ~!栗原さん何かと繋がるかもしれませんから!」

「いえいえ、滅相もありません。僕なんかより他の方が見つけた方が良かったんです,,,,」

「栗原さんネガティブ過ぎ!ほら!もっとポジティブにならないと!」

「いえいえ多分、今こちらにいるだけで周りの空気を悪くしていますし、僕に関わった人はみんな不幸になりますから,,,,」

「うわぁー!また、超ネガティブ発言!栗原さん優秀だから本庁に異動になったんでしょ?ねぇ?警部もそう思えませんか?」

「何のお話ししてるの~?ローラ、宇宙人じゃないからわかんな~い♪フフッ♪」

「警部!さっきからスマホ手にして何してるんですか!?」

「今ね~♪グッピグしているとこなの~♪フフッ♪」

「あの~グミ食べてもいいですか?僕なんかがグミ食べちゃいけないとわかっていますが,,,,」

「ちょっと見てなかったら、いっぱいグッピグたまって、今、ローラ大変なの~♪フフッ♪」

「警部!仕事中何やってんですか?もう!」

「オッケー♪特別におしえてあげる~♪」

「警部!別にいいです!」

「ピグだよ~♪楽し~いのに~♪フフッ♪」

「あの~グミ食べてもいいですか?僕が発言する価値のないことは十分に承知していますが,,,,」

「うわぁー!ネガティブ!ローラ警部の爪の垢でも煎じて飲ませたい!」

「キャあ~♪ローラ、爪飲まないよ~♪それにローラの爪赤くないよ~♪変なの~♪フフッ♪」

「やはり僕なんか価値がない人間ですから,,,,」

「ガリガリ君は、カチカチしてておいし~いよ~♪フフッ♪」

「警部も栗原さんも!いい加減にしてください!」


警視庁捜査一課の1日は、まだ始まったばかりである。



おしまい