これから話すことは、全て実話です。

去年の夏に今までにない激痛を腹部に感じて、部屋をのたうち回った。
結局、自分で救急車を呼び、病院に連れていかれた。

尿管結石、入院することになった。

激痛が少し治まり、腹部は平穏な状態となった。周囲の様子(声)がわかった。
2時間サスペンスドラマよりリアルで面白かった。

すべて同室、同時間帯、同時に事件は起こったのだ!


●事件1 患者Aと患者Aの奥さん

「あははは、入院なんて退屈でしょうがないな」(60過ぎのおじさん)

「あなたは、いいわよね」

「突然何言ってんだよ!?」(笑っている)

「私が倒れて入院した時にあなたは何もしてくれなかったわよね?」

「、、、、、、」(聞こえないふり)

「許さない!私は絶対に許さない!」(このフレーズどこかで聞いたぞ?)

「、、、、、、」(俺に聞こえているから絶対に聞こえている筈)

「聞こえているんでしょ!」

「、、、、、、」(死んだふり)

「聞こえないふりしてもダメよ!絶対に許さない!」

「、、、、、、」(まだ死んだふり)

「あの時のこと、死んでも許さない!!」

「、、、、、、」(死んだふり継続中)



●事件2 患者Bと担当医師

「検査の結果なんて関係ない!これ以上、仕事やすめないんだ!早く退院させろ!」

「検査結果がでないと退院は許可できません。飛沫感染の恐れがあるんです。わかってください!」

「知るか!入院も退院も俺が決める!感染なんて関係ない!」

「○○さん。あなたは小学校で給食を作っているんでしょ?子供たちにも感染するかもしれないんですよ?」

「そんなの関係ないだろう!これ以上、仕事を休めないって言っているんだ!早く出せ!」

「検査結果は明日出るんです!待ってください!」

「あんたは俺を監禁するつもりか!!早く退院の許可を出せ!!」

「、、、、、、」(医師はスゴく困っている様子)



●事件3 患者Cと看護師

「わしは生きていてもしょうがない」(80過ぎのおじいちゃん)

「○○さん。そんなこと言わないの」(明るいトーンだ)

「わしは誰からも心配されていないんだ。死にたい」

「○○さん!ちゃんとご家族の方に連絡してありますから。大丈夫ですよ?」

「もう3ヶ月も入院しているが、誰も見舞いに来ない。死んだほうがいい。死にたい」

「○○さん。ご家族の方も偶々タイミングがあわないんだと思いますよ?」

「看護婦さんに頼みがある。聞いてくれないかね?」

「○○さん。いいですよ!何ですか?」

「看護婦さん。わしを殺してくれ!」

「○○さん!何言ってるんですか!」

「今すぐ殺せ~!!」

「できません!!」

「殺せ~~~~~~~~~!!!」

「できませ~~~~~~~ん!!!」



今日も何処かの病院の大部屋では、大変な事件が起きている!

かもしれない。




おしまい