弟はマニュアル車(以下、MT車)の車を運転できる免許を持っています。なのに何故かMT車の運転をしたがらない。免許を取得してしばらくは運転をしていたような気がするのにいつの間にか…。母親にその理由を聞くと以前、坂道発進でエンストをしてしまい後続のトラックに罵声を浴びたらしくスッカリMT車に乗るのが怖くなったらしい。「そんなこと日常茶飯事じゃないか」と思い僕なりの失敗談で励ましたりするが反応はいまいち。でもそのはず、彼にとって僕の失敗談は非現実的な話。彼が失敗をしたのではなく、僕の失敗にすぎない。きっと僕の思い出話を居酒屋でお酒を呑みながら半信半疑で聞いているのと違いない。MT車コンプレックスをなくすにはきっとどうにもならない現実が発生するか、彼自身の意識改革がない限り乗れないと思う。そうでなければ逃げる回るだけか。
僕自身もコンプレックスがある。他人からみたらちっぽけなことかもしれないけど、自身にとっては大きなコンプレックス。弟とは違い自分自身で乗り越えようとはしているけど、それに対して現実が伴わない。そのコンプレックスはどんどん大きくなっていく気がする。最初は小さかったと思うけど今ではそのコンプレックスでどんどん気持ちが萎縮していくのが分かる。単純にコンプレックスと向き合うだけじゃだめなのかな?もっと客観視して問題を解決しないと越えられないものなのかな?皆どうして越えていっているのだろう?
うーん、悩ましい。