a part of my life  世界一周旅日記 -30ページ目

アコモの内見で宴会?

部屋の内見にいくつ回ったろうか。

たしか8件目だったその物件。
場所はシティまで電車で15分。
住所を頼りに行ってみると、駅からは徒歩1分。
でも建物ボロッ!
ちょっとこれは・・・と思い、見ないで帰ろうかと思ったが、
せっかくここまで来たんだし、内見のアポもとってあるんだから!と思い直し、行ってみる。

現れたのは南米系で陽気な感じの体の大きいオジちゃん。
トロピカルな色のシャツを着てて、それが妙に似合ってて、すぐに好きになった。
彼の奥さんは台湾人。息子は4歳と7歳の2人。
家に入って息子に会うと、そのオーナーはちゃんと挨拶しなさい!!と息子に言う。
なんだか、ちょっとその光景が素敵で、ついニコニコしてしまった。

私の名前をすぐに覚えてくれたオーナーに案内されて部屋に行ってみると、
意外にキレイ。(建物の外観に比べたらね。)
でっかいTVもDVDプレーヤーもあるし、ワードローブも3個、1人がけソファー、シングルベット。
あと勉強机さえあれば完璧なのに・・・と思って、つぶやいたら
オーナー、あぁ、すぐみつけてあげるよ。と。
なんでも自分で引越し屋をやってるらしく、いらない家具をもらってこれるらしい。

この物件、かなりいい!と思ったけど、ちょっと決断するまでの時間がほしいと思い、
明日まで待ってくれるか尋ねると、
全然問題ない。むしろ、他の物件も見て、本当にここに住みたいと思ったら来なさいと言う。

そんなことより、ワインでも飲んでいきなさい!!とすすめられ、そこの食卓にちょこんと参加。
その家族と、私と、すれ違いになるであろうポルトガル人フラットメイト2人とで
赤ワイン・白ワインをガンガン飲む。

私の席のすぐ横にピアノが置いてあった。(これもいらないのを持ってきたっぽい)
久々~と思い、ちょいと弾いていると、オーナー夫人の友人が娘を連れて遊びに来て、
私のピアノを聞いて、娘に教えてくれと言う。
いやいや、そんな私教えられるほど上手くないし・・・と言ってみたが、
それでもいいと言うので、ではいざ教えようかと思ったら、娘が連弾したいと言い出した。
彼女が弾き出した曲はネコふんじゃった。
ハハハ。それなら私にもできるや。

その後昔カナダ人に教えてもらった簡単な連弾の曲を2人でひいて、
歌って、ワインを飲んで・・・とやっていたら、
娘のお母さんが、是非今後も教えてくれと言ってきた。
月謝も払ってくれるらしい!!
ひょんなことから仕事をゲット。
どっちかといえば、私、打楽器の方が得意なんですがね・・・(笑)

そんなこんなで夜は更け、1人赤ワインを吐きながら帰宅。

次の日の朝、オーナーから電話がかかってきた。
1人で帰らせて悪かった。自分が酔っていなければ送っていけたんだが。
帰り道、大丈夫だった?
と。

オーナーのやさしさ、あたたかさに、心がポカポカした。

ということで、アコモはここに決定。
素敵な人達に出会えた。
なんだか私、人に恵まれていると思う。

契約しに行ったら、オーナーが、君が来てくれて嬉しいと言ってくれた。
家族みんな、引っ越してくるのを待ってるよ、と。

言い忘れたけど、オーナーはペルー人。
ふふふ。この後、ペルーに行く私。
彼からサルサにスペイン語まで教えてもらえちゃうかも。

今から来週末の引越しが楽しみだったりする☆