地球の声を聞け フランツジョセフ | a part of my life  世界一周旅日記

地球の声を聞け フランツジョセフ

クィーンズタウン→フランツジョセフ移動の日は
ものすごい雨の日に当たった。

クィーンズタウンを出る時は一瞬晴れていて、
パーフェクトな虹が出現!しかもでかいっ!
バスの運転手さんに、虹が見えるよ!!って言ったら、
グッドラック指でOKって言われた。粋ね。

バスは西に進むにつれ、雨はどんどんひどくなる。

雨は山からいくつもの巨大な滝となって流れ落ち、
ごうごうとうなり声をあげているよう。
川の水量は通常の2倍。
激流となっていろんなものを押し流していく。
静かな大地に雷が鳴り響く。
まるで地球の声を聞いているようだ。

フランツジョセフではヘリハイクという、
ヘリで氷河に降り立ちハイキングする
というのに挑戦する予定だったが、
この天気で断念。
ま、ヘリが飛ばないんだから仕方ない。
自然には勝てないな。

雨の様子を見ながら氷河の近くまで行ってみる。
すごい。
周りの山は緑が生い茂ってるのに、
その氷河の部分の谷だけ氷でおおわれている。
不思議だ。

下流には氷河が溶けたんだかかけたんだかで
流れてきたと思われる氷のかけらがゴロゴロ。
何百万年?という
長ーい年月をかけてできたと言われるこの氷河。
下の方にはマンモスも埋まってるかもね?

同部屋の台湾人の子に、
夜、GLOW WORMを見に行こうと誘われる。
何だそりゃ?と思いきや、説明してもらうと土ボタルのこと。

待ち合わせは夜20時。あたりは真っ暗。
その子が持ってきた懐中電灯の光だけを頼りに、
森の中を進む。

ガサガサって音がして、
2人でヒッ!と飛び上がったら、ポッサムだった。
NZの自然の大敵らしいけど、結構カワイイ。

30分ほど進んで懐中電灯の光を消すと、わーっ。
小さい無数の緑色の光が私たちを囲んでた。

星空が自分の目線まで落ちてきたみたい。
ほかの観光地ではこれを見るためにお金を払ったり、
ツアーに参加しないといけなかったりするんだけど、
ここはタダ!
そして真っ暗な中のハイキングはスリル満点!
さらにポッサムのおまけ付。

氷河の上は歩けなかったけれど、いい体験した気がする。

次はネルソンへ。