バリで遭遇した奇妙なできごと

バンコクからシンガポールで飛行機を乗り継ぎ、
バリに到着したのは夜中の１時。
飛行機で隣になったドイツ人２人組と
TAXIをシェアして街中まで行くことに。

彼らは既にHOTELを予約してあったので、
彼らを先に降ろして、私は安宿街へと移動。

だが、どこもFULL！
部屋があったとしても高い！予算オーバー。

どうしようかなぁと思っていたら、
バイタクがどんどん話しかけてくるが、なんだか怪しいので無視。

すると、一人のバイクに乗ったバリ人が話しかけてきた。
彼のおじさんがゲストハウスをやっていて、
多分そこならあいてるから、連れて行くという。
値段と場所を聞いたら、結構いい所だったので、ついていくことに。

でも、多分この人、バイタクだろうから、
バイタク代を請求されるんだろうな・・・と思って値段を聞くと
「UP TO　YOU 」
しか言わない。一体なんなんだろう？この人。
「じゃぁタダ？？」

と聞いたら、タダでいいという。

ゲストハウスは新しくプールを建設中で、
明日には入れるという。そしてなかなか素敵な感じ。
即チェックイン。
でもそのゲストハウスもほとんど満室で、最後の部屋だった。
ラッキー。

そのバイタクだと思っていた人と、宿の前で少し話す。
話していたら、なんだかすごい話になってきて、話し込んでしまった。
なんでも、彼の家は、５年前のテロがあったクラブ？のすぐ後ろで、
テロで両親とお兄さんと２人の妹が死んでしまったという。
テロのモニュメントをそのまま一緒に見に行った。
この話、本当だとしたら、なんて苦しい体験をした人なんだろう。。

でも彼は結構前向きな人のよう。
私が、なんで私にそんなに親切にしてくれるの？と聞くと
ヒンズーの教えだという。
もし人に対していいことをたくさんすれば
必ずいいことが返ってくる。
もし悪いことをすれば、悪いことが返ってくるという考えらしい。

プロサーファー？サーフィンの先生だという彼。
どこまで信じたらいいかわからないけれど、
悪い人ではなさそうな気がした。

次の日、両替をしにいった。
１円＝８０ルピア
１００００円両替をしたら本当は８０００００ルピアなはず。
両替所でも、自分でカウントして、その額があったので
問題ないはずだったが、宿に帰ってみると３０００００ルピアしかない！
レシートももらってないし、やられたー。と思って諦めてたが
そのことを海でライフセーバーの人にちょろっと話したら
その両替所覚えてるか？と聞かれ、覚えてると答えたら、
すぐそこに行こうと言う。

ついていってみると、

そのレスキューの人が両替所ボスに話をつけてくれて、
結局足りなかったお金が返ってきた。
その会話の中で聞き取れたのはポリスという単語だけ。
ごまかした張本人は、そのレスキューの人が話している間
手がガタガタ震えてた。

バリって不思議なところだ。
なんだか、すごく変な経験をした気がする。