オイル漏れ修理①  エンジンオイルポンプ | アキラくんの匣

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~感じる生き方したいよね~

デイトナ号(久々にこの呼び方…)のRZRですが、だいぶ前からオイルポンプからお漏らししとります。

 

最近 だいぶその量が多くなってきまして乗車後にポンプカバーを開けてペーパータオルを詰めておく始末です^^;


 


しかし乗れない日々が続くと吸収能力を超え外に漏れだし車体カバー下部をオイルまみれにしてくれます…。

 

このオイルポンプの不具合&オイル漏れが酷い場合は、パーツは出てきませんので基本修理ではなくオイルポンプごとの交換になり、結構な出費になります。

 

なので 以前ヤフオクで中古を入手しとりました。

 

取りあえずオイルポンプに関して情報が無いか検索してみましたら 結構みなさん取扱ってましたが、なんとオイルポンプAss’yの交換ではなく分解パーツ交換しとるじゃありませんかえっ

 

詳しくは分かりませんが 他の古いバイクのオイルポンプのパーツは出るらしく、それが共通パーツらしいです。

何のバイクのパーツなのか、またヤマハの部品検索のパーツ部の図柄が見たくてバイク名から探ってみましたが、分かりませんでした^^:

 

パーツ番号からは在庫の有無と金額のみで図柄が出ないんですよね~、行きつけのYSPでパーツの注文時についでに調べてもらっても不明でした^^;

 

しかし出るのはガスケットとオイルシール2種の3パーツのみで、金属パーツなどは出ないです。

 

 

パーツの番号は

 

左上がガスケット : 86A-13142-00

右上がオイルシール大 : 93104-14059

下がオイルシール小 : 93104-04114

 

※この投稿時点で 以降 メーカーでの取り扱い及び在庫を保証するものではありません、また番号が変更される事もあるので自己責任において確認して下さい。

 

 

と言うことで、手に入れてあった中古オイルポンプのオイル漏れの有無も未確認なので交換ではなく、パーツを取り寄せて現在付いてるポンプを分解修理することにしました。

 

 

まずオイルパイプとデリバリーパイプを外してメクラ栓をします。

メクラ栓はパイプ径に合ったネジ等で構いませんが、オイラは作業がどの位かかるか、また中断して放置する事を考えて栓とホースクリップを用意しました。

 

 
 
 

次にポンプケーブルを外します。 アジャストプーリー奥のコイル端がプーリーを貫通していますので、それをずらさないとケーブルがプーリーのガイドから外れないようになっています。

※コイルの端をプーリーから抜ききってしまうと組付け時面倒なので 抜ききらない程度にずらして、ケーブルが外れ次第元に戻します。

 

 

 

ポンプを外したら ウォームシャフト丸出しなので古いガスケットを取り除いてからポンプカバーをしておきます。

 

でポンプの分解~

 

4つのビスを舐めない様に外し プーリー側を外します。

たぶんガスケットが固着してるので 無理にこじ開けないで気長に外しましょう。


ちなみにアジャストプレートなどは 内部のシャフトがスプリングで飛び出さない様に その後で外した方が良いです。

 

一通り分解すると

 

 

(組み付け順)
 

上段右から

 

ロックナット~アジャストプレート~シム

 

4つのビス

 

プーリー側 (プーリー、コイル他も取り外せますが…)

 

オイルシール大

 

下段右から

 

シャフトとスプリング

 

シールとギア

 

オイルシール小

 

ピン

 

駆動カム

 

波うったワッシャーとワッシャー (何て言うか分かりません^^;)

 

本体

 

これ以上の分解も可ですが 必要はないと思いますので自己判断で。

 

 

本体とプーリー側の古いガスケットを丁寧に剥離します。

 

 

これ まだ途中です 本体側の画像はありませんが骨折れましたあせる

 

パーツごとに洗浄後  シャフトのオイルシール小接触部が金属痩せしてないか確認して  オイルシール大小を組み付けます。

 

 

駆動カムにオイルシール小の大きさに合うソケットで均等に押し込みます。

 

 

 


オイルシール大は押し込む面がリップ側なので痛めない様に慎重に。

 


その後にスプリングとシャフトとシム&アジャストプレート等を組付けておきます

 

 

駆動カムとシール、ギア、ピンを組み付けます。 裏側に波うったワッシャーとワッシャーも付けます。

 

それをプーリー側に取り付けます。

 

後ろからの画像です、ピンは片側だけです、ギアの向きに注意です。

 

 

後はガスケットを挟んで本体と合体~


エンジンに取り付ける前にギア周辺とウォームギアに2STオイルを塗布してから取り付けます。

 

オイルケーブルの取り付けは 取り外し時の要領で。

 

 

と言う事で エア抜きをして完了~

作業自体は それほど難しくありません。

 

分解図が無いので 分解時に良く観察し 組立時に分かる様にすると言う基本だけです。

 

ちなみに オイル漏れの完治確認はこれからです。

 

手に入れてあった中古のオイルポンプ用のパーツも 今の内に注文しておこうと思います。

 

今回 もっと画像を撮りたかったのですが、なんせ手がオイルまみれで その都度 手洗いしてると作業できなかったのであしからずですDASH!

 

では~゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆

 

 

追記

その後2週間後(暑くてとても乗る気にはなれなかったのであせる)に オイルポンプカバーを外して視てみましたが オイル漏れしてません。

軽く小一時間乗車後 確認しましたが漏れ無し。

 

このオイルポンプを修理する事で改善されるか期待した事が他にあります。

それは左右のマフラーから出る白煙の量が左の方が明らかに多いので、オイルポンプが原因なら少しは改善されるかもしれないと言うことです。

 

で、暖気の時にほぼ左右均等に出てる事に気が付きましたが 走ってバックミラーで見てるとおおむね良好ですニコニコ

さらに気が付いたのは白煙の量自体減った気がしますアップ

 

確かに思い返せばオイルポンプのオイル漏れの量に従ってマフラーからの白煙が増えてきた気がします。

 

本文中に記してませんが、ポンプ本体の左右のキャブにオイルを送る孔の中に逆流防止弁があるのですが 固着や詰りがたまにあるそうなのでエアーを吹きました。


なので白煙の改善は、オイルシールの交換で(オイル漏れを無くして左右均等に分配出来た)なのかエアーで吹いた事なのかは分かりませんが、どちらが原因でも起きそうな気もします。

 

と言う事で 良結果報告でしたニコニコ


 

 

 


 




 

 

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