のし紙とか のし袋と言うが これが「のし」
そのしたの紐は 水引き

 

のしは慶事に使われるもので 仏事には使われない

水引きにも 使う用途によって 違っている

大きく分けて 結び切りと花結びの2種類

簡単に言うと 一度だけで 今後はない事を表わすのが結び切り

何度も祝って構わないものには 蝶結びを使う

 

 

結び切りでも 五本結び切りと 十本結び切りがある

十本だけを覚えて置けば 間違える事はなく

これは 婚礼に使うだけだ

より歓びを表わすのであれば 鮑結びの水引気を使う

現在では 婚礼用に豪華なものも沢山あり

赤白ではなく 金銀の水引きも多い

 

デパートや スーパーなどに勤めると

こうしたのし紙を頼まれる事が多いから 一番先に教育される

若い20代の頃は 知らないから 必死に覚える

間違って違うものを使ってしまえば 大クレームになるからだ

 

今では 詳しく知る人が居なくなったから

間違っても 判らない人が多いかも知れないが

渡す人 渡される人によって 間違った時には大変である

 

仏事の 不祝儀の時も 間違える事は出来ない

こちらはまず のしはない
白と黒の 五本の結び切りであり

既成のものだから 印刷されていて間違える事はない

ただし 御霊前と御仏前があるので 注意が必要

49日前であれば 御霊前で その後は御仏前になる

 

そして 不祝儀を頂いた時の返礼は

「志」と記入したものを使う

お坊さんに渡す お布施の場合は 本体は水引きのないものを使う

ただ 水引きのあるものでも 構わない

 

仏事の場合は 文字は薄墨で書く

筆ペンでも 仏事用と言う薄墨の筆ペンがある

 

昔の話になりますが 

秋田のデパートから 結婚祝いの返礼で

花結びに「志」と書かれたものが届いた

これにはちょっと驚いて デパートに連絡した

「こちらでは いつもそうしてます」との返事

地域によっては いろいろあるのだろう

 

いろいろのし紙 のし袋は難しいので

ネットで 良く調べてから使う事をお勧めする