昭和29年5月24日は 妹の命日

平成18年5月23日は 母の命日

 

妹が亡くなったのは 生まれて一週間後の事

まだ私が5歳の頃の話だから そんな記憶は全くない

時が経ち 私はカミサンと結婚するが

奇しくも カミサンの名前は 亡くなった妹と一緒

それも 同じ年の 昭和29年1月21日生まれだ

そのカミサンも 昨年亡くなった

我が家の墓には 同じ名前の二人の名が 並んで刻まれている

 

私は まだ子供だったから知らなかったが

母は 何度も流産を繰り返していたようだ

その後 次女として生まれた妹は 

私が小学校6年の時に生まれたから 11歳も下の妹だった

 

母の闘病生活も かなり大変で 転院を繰り返していた

その面倒を 一手に引き受けていたのが

介護の仕事を長く続けていた カミサンだった

母は 70代で パーキンソン病を発症し

その後 脳梗塞も起こし 入院生活が長くなった

そして 父が亡くなつた翌年 病院で息を引き取った

 

いろいろと助けてくれていた妹も

2年後に クモ膜下出血で 急死してしまった

 

父が亡くなった後に 買った仏壇の中には

次々と 位牌が入る事となる

仏壇は あまり使わなくなった座敷に置いていた

カッコ良く言えば 仏間の様になったが

余り部屋には入らないので 居間に近い所に移した

 

カミサンが 昨年亡くなった

子どもたちは 結婚して家を離れているから

我が家は 私の一人暮らしの住まいとなる

カミサンが 亡くなって以来 毎日仏壇に向かう

花は絶やさず 毎朝の線香ををあげての 手を合わせる

 

自分では感じないが 誰か家に来れば

線香臭い家になっている事だろう

 

線香にも いろいろある事を知った

線香は 丸いものだと思っていたが

今炊いている線香は 四角だ

その香りも又 他の線香とは香りが違う

頂き物だが 結構高級品なのだろうと思ってる

 

命日だからと言って 特別な事はしていない

これから 特別な事をし始めると 

結構大変だろうと 思うからだ

カミサンが生きていれば 

毎日仏壇に手を合わせる事はないだろうと思う

 

お墓参りには 先週娘家族が行ってくれたから

今回は 行かずに 来月行ってこようと思う