砂浜を 歩いてきたら
もう既に 誰かの足跡があった
伊良子岬の 朝
朝日を撮ろうと 出掛けたが あいにくのモヤ
デヴィット・リーン監督の ライアンの娘を思い出した
冒頭 崖の上からパラソルが舞う
白い砂浜に 落ちていくパラソル
足の悪い漁師が 何ものもない 白浜に足跡を残す
アラビアのロレンスも 彼が撮った作品だった
砂漠の向こうに 徐々に旗のような物が 現れて来る
延々と続く ロングショット
その正体が 徐々に判ってくる
ラクダの軍団だ
ドクトル・ジバゴも 彼の作品だ
なにか とても重い映画だった
ラーラのテーマ ラーラ役は ジュリー・クリスティ 綺麗だった
チャップリンの娘 ジュラルディン・チャップリンも出ていた
そして忘れてはいけない作品は 戦場にかける橋
なぜか 砂浜の足跡を見ながら
大好きだったデヴィット・リーンを 思い出しながら
その足跡の上を 自分の足跡にして 歩いた