東尾理子さんの6月3日のブログ記事。
妊娠中のお子さんにクアトロテストでダウン症の陽性反応あり。
羊水検査をすれば確定診断できるが、ご主人と話し合って検査はしないと決断したそうだ。
『最初から全ての運命を受け入れる覚悟も出来てるしね!』と言い切る姿は清清しい。
確かにクアトロテストは確定診断ではない。健常児の可能性も十分にある。
夫婦で治療を受けながら、やっと授かった念願の我が子。
障害があるかもしれないという理由で堕胎するのは辛いと思う。
でも、ちょっと気になる点もある。
ダウン症についてよく調べられたのかな?
子育てだけでなく、成人後のことも。
ダウン症は短命といっても寿命は延びてきている。
どうやっても親は先に死ぬ可能性が高いのだ。
自分たちの死後も含め、我が子が生きる道筋の見当をつけられているのかな?
そういったことをよく考えた上での結論が堕胎であっても、私は否定できない。
障害児の一生に寄り添うことは、それなりに大変だと良く知っているから。
もし自分が理子さんの立場だったら、羊水検査を絶対に受けるだろう。
結果ダウン症だとわかったとしたら、主人と相談して堕胎を選択するかもしれない。
いざその立場になってみないと解らないけれど。
(誤解のないように付け加えておくと、ダウン症の子や親を否定するつもりはありません。
ただ、私個人の経験を踏まえると、今の自分には『絶対産む』と言い切る覚悟ができないのです。)
理子さんは『母親が強いってのが少しずつ分かってくる気がするね』と綴っている。
母の強さは、むしろ子が無事に生まれてきた後から真の強さが発揮されるのだと思う。
産まれてきた我が子がどんな子でも、立派に育ててほしいと願う。