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2selfishさんのブログ

大好きなSHINHWAやBSB、日々の事など気が向いたた時に(*^^*)

ちょっと遅くなりましたがあせる

3月24日はシナの15歳のセンイルですラブラブラブラブ

なんか、いっぱい語りたい事あったんですが、、、

いざ書くとなると何て書いたら良いのかまとまら無いガーン

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何歳になっても、こんな風にふざけてて可愛くて、、

そんなお兄さん達が大好きですラブラブ!

これからもストーカーの如く(笑)ついて行きますにひひ

別口ブログでは、シナ15周年祭り中ですニコニコ















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別ブログでシナのFFなんぞを書いてたりしてるんですがφ(.. )

ちと日にちがずれましたけど(え?全然ずれてる?)(^▽^;)

エリックのセンイルにあちらに載せたお話をここにも置いていきます~(・ω・)/

こう言うのお嫌いな人や興味ない方はスルッと流して下さいませm(_ _ )m


「恋文」


ある日、俺の元に届いた1通に手紙。
差出人も何も書いてない。
大体、今時手紙を書く人間に、心当たりもない。
俺の知り合いは、みんなメール派だ。

正直こんな見も知らずの誰かからの手紙なんて、「気持ち悪い」って思った。
だって、今流行りのストーカーってのだったら、怖いもん。
けど・・・どうしても捨てれなかった・・・。
何故なのか、自分でも解らない。
でも、その手紙に書かれている、たった一言が・・・
俺の気持ちの端っこに引っ掛かったままなんだ。

『好き』



ドキッとした。
あまりにも簡潔に。
あまりにもあっさりと。
そして、こんなに正直に。
自分の気持ちを言えてしまうなんて・・。

普通なら『好き』の他に、それについての馴れ初めだとか、そうなった経緯とか、言い訳とか・・書くもんだろ?
この手の類はさ。
延々と書き綴って、これでもか、これでもかって・・自分の気持ちを押し付けてくるもんだろ?

だけど・・、
そこにあるのは、
『好き』
の、たった一言。

どんな名台詞で彩られた恋文より、どんなに長い文章で綴られたものより・・・、
それは全ての気持ちを代弁している。

そう・・・思えたんだ・・・。

「エリック!」
「ん、あ?」
「お前なぁ、まぁ~たボケボケなのかよ?」
「あ、あぁ・・・ごめん」

ヘソンに呼ばれ、いきなり現実に引き戻される。
でも、まだ意識はここにはなくて。
そんな俺を、ヘソンは呆れた顔して見てた。

「・・それ、手紙?」

俺の手元を見て、ヘソンがそう訊いて来た。

「あ、うん」
「誰から?」
「え?」
「あ、いやさ・・最近じゃ手紙書くなんて珍しいし・・知ってる人なのかな~って・・・」
「ふ~ん」

『え?』って聞き返しただけなのに。
しどろもどろの答えが何だか変だって、思ったけど。
ちょっとそう思ってみただけで、そんなに深くは考えもしなかった。
だから、『ふ~ん』って返したのに。
妙にキョどった様子なのは・・やっぱり・・・、

“変なんですけど?”

「そんなに、気になるの?」
「え?え?な、何が?」

ほうら。
やっぱり・・・変だ。
微妙に俺から視線外してるし。

俺と話してるのに、何で明後日の方向見てるかな?

「ラヴレター」
「は?へっ?」
「手紙」
「あ、あぁ・・・そうなんだ?」
「うん」
「誰から?」
「知らない」
「え?」
「差出人不明だから」
「え・・そ、そうなんだ・・」
「うん」
「へ、へぇ~」
「どうかした?」
「な、何が?」
「困った顔してるから」
「な、何で俺が困るんだよっ」
「俺が知るわけないじゃん?」
「ま、まぁそうだけど・・・。とにかくっ!俺は別に困ってなんかねぇし」
「あ、そう。なら、いいけど」
「そ、それより、モテモテじゃないか?良かったな?」
「別に。俺が欲しい人からのじゃないから」
「あ、へ、へぇ~。そんな相手がいるんだ?」
「いるよ」

真っ直ぐに、俺はヘソンの目を見て言った。
だって、俺が欲しいのは・・・。

「あ、あ~っ!思い出した!俺、友達と約束してたんだっ。ごめん、行くわ」
「ん、うん・・」

「じゃ」って簡単な挨拶だけを残して、何だか妙に慌てた様子でヘソンは行ってしまった。

「はぁぁぁぁっ・・」

大きくため息を吐いた。

俺が本当に欲しい人からのそれは・・、
絶対にあり得ないって思う。
ほんの少し、失望のため息。

だって・・、
誰よりも素直じゃない、天邪鬼なあいつだから。
『好き』って簡単な一言が、あいつには一番難しい一言だもの。


プルプルプル。
携帯が鳴っている。
友達からは、メールが手紙。
やっぱ・・・今時はそうだよなぁ。
と、考えながらメールを読んだ。

「・・・あ、そうか・・」

やっぱり俺は、相当なボケボケ状態らしい。

‘もうすぐお前の誕生日だろ?何が欲しい?今ならリクエスト受け付けてやるっ’

このミヌからのメールで、自分の誕生日のことを思い出すなんて。

「何が欲しい・・か」

少し考えて、俺はミヌに返事を返した。
俺の一番欲しいものを書いて。

それに対しての答えは、すぐに返ってきた。

‘OK~!’

「えっ?」

OK!って・・・?

思いもしなかった答えに、俺の方がびっくりだ。
ミヌのやつ・・・分かってんのか?
俺のリクエストを、冗談だと思ってる?
で、それに対抗して冗談のお返し?

「・・・だよなぁ」

うん。冗談に決まってる。
いくらミヌでも・・これは無理だろ。
つーか、‘あれ’を本気にもしないだろうし。
期待するだけ・・・虚しい。

あ~ぁ。もうすぐ俺の誕生日。
でも、その前にバレンタインもあったっけな。

ま、どっちにしても・・、
一番欲しいものは、
俺の欲しい人からのラヴレターは・・・、

「くれないよなぁ」



**********************


“あぁ~!俺の馬鹿馬鹿!”

ないないって思ったら・・・。
俺ってば・・・はぁ、最悪。
しかも、名前書き忘れてるし・・・。
あ、でも、これは不幸中の幸い。
ラッキーだったのかもしんない。

「でも・・」
気になるのは、あいつの言ってた言葉。

『別に。俺が欲しい人からのじゃないから』
『いるよ』

そうエリックが言った時、俺はあいつの目が見れなかった。
いつもの惚けた目と違って、なんだかあまりにも真剣過ぎたから。

「いるんだ・・?」

お前がラヴレターもらいたいって、思うような人。

じゃ、今日お前の手にあったあれは・・・、
きっと、永遠に差出人不明のまま・・・になっちゃうな・・。


「ヘソン~~~~」
「あ、ミヌ」
「よっ。今、暇か?」
「え?あ、あぁ・・暇だけど?」
「じゃ、ちょっと付き合え。な?」
「は?どこに?」
「ま、どこでもいいじゃん。って、別にお茶しに行くだけだし」
「あ、そ?」
「うんうん。ちょっとケーキの美味い店見つけたたんだけどさ、ギャルが多くて。その店。で、一人で行くのもなんかな~って」
「ふ~ん。でも、いつからお前、甘党になったんだ?しかも・・・ギャルって・・・いつの時代のおっさんだよ?それに、そのギャルいっぱいって、お前の大好物じゃん?何を躊躇する?お前らしくない」
「あら?知らなかった?俺、意外とシャイなんだよね~。それに、美味いならケーキだって食うさ」
「ま、いいけど。当然、お前の奢りだろ?」
「う~む。仕方ない。今日は特別だぁ!」
「ふん。俺が付き合ってやるんだから、それくらい当たり前だ」
「はいはい。じゃ、サクッと行くぞ!」


ってことで、何が嬉しくてピンク色の室内装飾の、いかにも、な店で野郎のミヌと差し向かいで座ってるんだろ・・・俺。
確かに、ミヌの言う通りケーキは美味いんだけどさ・・・

“お、落ち着かねぇ~~~”

「で?」
「ん?」
「何かあるから、わざわざこんなとこに連れて来たんだろ?」

俺がそう切り出すと、ニヤッ、とミヌは笑った。

「あ、分かってたんだ?」
「当たり前だ。いくら俺でも分かる。つーかさ?わざとだろ?」
「お~っ!ヘソンさん鋭い~」
「茶化すなっ」
「うん。わざとだよ」

ケロッと。全く悪びれもしてないミヌの態度が、何だかムカつく。

「ふんっ!」
「拗ねんなよ~」
「・・・・」
「これくらいフライングしとかなきゃ、お前は一生気付かないでしょ?」
「何に?」
「俺の親切に」
「はっ?お前のは、ただのお節介だ」
「どうとでも言ってくれ。俺はみんなの幸せのために、お世話してるだけなんだけどね」
「みんな?どのみんなだ?」
「ヘソンと」
「と?」
「内緒」
「言えよっ」
「手紙」
「えっ?」

突然ミヌの口から出た言葉に、心臓が痛くなる。

「て、手紙って?」
「ダメだよ?名前はちゃんと書いてから出さなきゃ~」
「な、何のことだ?」
「エリックに届いた手紙」
「えっ?」
「知ってる?」
「あ、え?い、いや・・・」

何を訊いてくるんだっ!馬鹿野郎。
まじ、心臓飛び出すかと思ったよ・・。

「それがさぁ~、めちゃくちゃ字が汚くてさ。でも、どっかで見たことある?みたいな」
「ふ、ふ~ん・・」

ニヤリ。と、ミヌが笑った気がした。
ただの気のせいなのか?
も、もしかして・・遊ばれてる?俺。
って、字が汚くて悪かったな!ふんっ。

でも・・全部、ミヌには・・全部お見通しなのかもしれない・・。

「お、俺だっ」
「ん?何が?」
「その・・・字が汚い手紙は、俺が出したんだっ!」
「うん。知ってる」

しれっと、ミヌがそう返した。

「やっぱりな」
「気付かないのは、エリックくらいなもんだ」
「そ、そうなのか?」
「あの字見たら、誰だってお前だって判るだろ~」
「い、いや・・気付いてないのか?」
「あ~、エリ?」
「ん、うん・・」
「う~ん。気付いてるけど、気付いてない。みたいな?」
「何だよ、それ。意味分かんないしっ」
「本当はな、気付いてるんだと思うんだ。でも・・期待して違ったらって気持ちが、それを封印しちゃってるってのかなぁ。気付かない振りが、いつの間にか本当に気付いてないって思い込んでる」
「そうなんだ・・?」
「たぶん」
「・・・いるんだって・・」
「は?」
「いる・・んだ・・」
「何、言ってんの?誰がいるの?」
「・・あいつ、欲しいって。欲しい人・・いるって・・」
「ヘソン・・それはっ・・」
「俺のじゃないの・・ラヴレター欲しいって・・・俺のじゃないの・・」
「ヘソン?お前・・泣いてんの?」
「え?・・泣いてる?・・俺?」

頬に触れた指が濡れている。
自分では冷静なつもりでも、涙は気持ちに正直だったんだな。

「・・はぁ。お前ら二人とも、馬鹿なんだか純粋なんだか・・」
「ミヌ?」

何でだろ?ミヌがため息吐いている。
俺があんまりにも情けないから・・・?
男のくせに、泣いたのがいけなかった?

って・・、
「お前ら・・二人?って?」
「決まってんじゃん」
「俺と・・?」
「お前を泣かした張本人」
「あ、え?・・エリッ?」
「他に誰がいるんだ?パボ」
「でも・・」
「でも。何だ?」
「あ、でも・・いるって。他にいるって・・。俺の手紙持ったまま、あいつ言ったんだ。別に嬉しくないって。欲しいのは、別の人からだって・・・」
「うん。そうそう。あいつにはいるの。大好きな人が。そいつから欲しいらしいんだよね~、ラヴレター」
「ほら。やっぱり・・・」
「うん。だからお前も協力して?」
「俺が?」
「そ、お前が」

ニッコリ。
ミヌは極上の笑顔を俺に向けた。
これはミヌの本気モードだってことを表す。
俺ごときが、それに逆らえるわけもなく。
敢え無く協力することにされてしまった。

“なんで俺が・・”

そう心ン中では、嘆きつつ・・。


**********************


                   「好き」

たった一言。
この、たった一言が書かれている手紙を・・・何度読み返したことだろう。
お陰で便箋のあちこちがしわになっている。

「・・誰なんだろう」

それこそ、何度も見直した。
隅から隅を。俺が目に付くとこ、俺が見れる範囲。
けど・・どこにも見つからない。
やっぱり・・、「・・差出人不明か」

別に、大切な人からでもなく、もらって嬉しかったわけでもない。
でも・・・、
俺の欲しい言葉が、そこにはあった。

だから、どうしても捨てられない。
誰が出したのか分からない、そんな得体の知れないものなのに。

欲しくて、欲しくて、焦がれるほどに欲しくて。
でも、手に入れたそれは、俺の本当に欲しいものではなかった。

『好き』

たった二文字の、こんな簡単な一言なのに。
俺の望むそれは、簡単とは真逆で。
ほとんど不可能と言えるかもしれないな。

差出人不明のこの手紙に、
書いてあったら・・良かったのに。

そしたら、この手紙は違う意味で捨てられないものになっていただろうな。

‘宝物’

空気が触れて紙が劣化しないように、真空パックかなんかで閉じ込めて。
うっかり忘れてしまわないように。
うっかりゴミと一緒に捨ててしまわないように。

そう、きっと大切に、大切に。
大袈裟なくらいに、大切に。

そして、思い出す度に、何度も何度も読み返すんだ。
飽きるくらい読み返して。・・飽きないけど。
心に刻み込む。

もしもまた、同じ手紙をもらうなら。

差出人の名前は、
「シン・ヘソン」
って、書いてあると・・いいのにな。


もうすぐ俺の誕生日だけど。
おっと、その前にバレンタインってのがあったけど。

きっと俺、いっぱいチョコ貰うと思うんだ。
いっぱい、プレゼントも貰えると思う。

自分で言っちゃうのも何だけど。
俺、結構モテるから。
自惚れてるわけじゃないけど。
見た目だけは良いから。俺。

でもさ、どんなにいっぱいのチョコやプレゼントや・・ラヴレターを貰ったって・・・、
本当に欲しいと思う相手は一人だけで。
それに、どんなに想っていても、その人からは何も貰えやしない。

もちろん、モテて悪い気はしないし、色々貰えるのは嬉しいと思う。
けどさ、やっぱり・・一人なんだよ。
たった一人しかいないんだ。

乱暴で、我儘で、天邪鬼で、素直じゃなくて・・・俺には全然優しくなくて。
なのに、何でだろう?

あいつに蹴られるの・・・嫌いじゃない。
時々優しくされると、すっごく嬉しい。
あいつの我儘は可愛いと思うし。
天邪鬼で素直じゃないあいつは、あいつじゃない。

あれ・・?
俺って・・・結構やばいですか?
流行の、ツンデレつーやつ?

ま、そんなのどうだって構わないや。
人からどう思われようが、見られようが。
自分の気持ちに嘘は吐けない。

「あっ!」

そうか・・・。

自分が言えばいいんだ。

待っててもダメなら。

自分が・・・。

素直な自分の想いを。

「好き」の、たった二文字に込めて。


丁度バレンタインってのがあるし。
好きな人に、好きって告白する日だよな?

相手が来るのを待つのなら、
自分が先に行けばいい。

だから・・・

俺が行くよ。

俺が・・・

お前にラヴレターを・・・。

そして俺は、誓った。

「名前を書き忘れないぞ!」


**********************


それは、ほんの少し前のことだった。

ポストを覗きに行ったら、いくつかのチョコレートに紛れ込んでいた一通の手紙。

「あぁ・・、今日はバレンタイン・デーか」

俺を想ってのありがたいチョコを手にしながら、改めて今日がその日だったと思い出した。
だから、てっきりチョコと一緒に入れられていたんだと・・思ったんだ。

でも、差出人を見て驚いた。
だって・・・

「エリック?」

何で?
何でエリックが?

そして、中身を読んでまたもやびっくり。

「・・・白紙かよ・・」

この手紙のせいで、俺の頭の中は混乱中だ。
だって、そうだろ?
何にも書いてない手紙なんて・・何がしたいんだ?あいつは。
いくら四次元世界を生きているからって。
脳内ボケボケだからって・・。

しかも、今日はバレンタインだぜ?
何でそんな日に?
まぁ・・今日が何の日かなんて、あいつが考えてるわけないけどさ。

「ちょっと期待したのにな・・」

本音がポロリ。

俺が言えずにいる言葉を、
あいつなら・・ひょいっと簡単に言ってくれそうで。

「ずるいのかな・・俺」

自分は勇気がないくせに。
相手にそれを求めちゃうなんて。

自分は何もしないくせに。
ただ、待ってるだけなんて・・・。

もうすぐ・・あいつの誕生日だ・・。


「あっ!」

そう言えば、何に使う気なんだろう?
ミヌに頼まれたから・・一応書いたけど。

封筒に、‘シン・ヘソン’って俺の名前。

あいつが欲しいのは、‘大好き’な人からのラヴレターで。
それに協力するって・・・約束したにはしたけど(正しくは、‘させられた’だっ!)
でもさ、それって・・中身のない、俺の名前が書いてあるだけの・・・この封筒が・・が?

「う~ん」

ミヌの考えてること、時々解らなくなる。
思考が読めないって点では、エリックと同じみたいなんだが・・また違うんだなぁ。
エリックのは、人間じゃないから。
あいつの頭ん中。
でもミヌは・・。
頭の中が色んなことで複雑に張り巡らされていて、俺たちには理解不能。

今回も・・何かを企んでるようなんだけど・・。

「俺が鈍感過ぎるのかな?」

それよりも・・・だ。

「こいつだよ」

今の俺を悩ますのは。

「はぁ・・」

エリックからの謎の手紙を前に、俺は小さなため息を吐いた。


**********************


「で?俺のところに来たって訳?」
「うん」

面倒くさそうな顔のミヌにそう訊かれ、コクコク頷く俺。

「ふ~ん」
「ミヌ~」
「あ~、分かったからっ」
「へへっ」
「チッ・・。どれだ?見せてみろ」

恐る恐る俺が差し出した‘それ’を、ミヌは手に取り繁々と見ている。
ついでに中身も引っ張り出し、何にも書かれていない白紙の便箋をじっと見ている。
きっと今頃ミヌの頭ん中は、ぐるんぐるんフル回転してんだろうなぁ。

そして・・・、
ミヌが大きな大きな、ため息を吐いた。

「はぁあああああああああっ」
「み、ミヌ?」

あんまりにも大きなため息だったから。
ミヌのそんなの見るの初めてだったから・・。

何事かと俺の方が焦ってしまった。

「あ、あの・・?」

俺が声をかけると、ミヌの呆れた視線がチラリとこっちに向けられた。

「おめでとう」
「はっ?」

ポンポンッと俺の肩を叩いて、そのままミヌはどっかに行ってしまった。

最後に一言、「あ、明日。あれ、忘れんなよ?」
そういい残して。

「忘れんなよ?って・・待てよっ、こら~ミヌ~!つーか、おめでとうって、何なんだよっ!意味解んねーし!おーい!ミヌやぁ~~~~~」

呼べど叫べど・・結局俺は、一人その場に置いてきぼりにされてしまった。

まじ、何?
『おめでとう』で肩ポンポンッの意味は?

何がめでたい?

「あーーーーーーっ!」

イ・ミヌ。
複雑過ぎる、この脳内思考の持ち主によって俺の謎は益々深くなったのであった。


**********************


「ううっ・・」

あれから、眠れないまま朝が来た。
そして、朝が来たってことは・・・エリックの誕生日も来たってわけで。

『おめでとう』

ミヌの言った言葉がグルグル頭ん中を回ってる。
めでたいのなら、今日が誕生日のエリックだろにだろ。
何で俺に言う?
しかも、全然めでたそうな顔じゃなかったし。
むしろ・・・すっげー呆れてたつーか。
脱力してたってつーか。

プルプルプル。
俺なりに頭を酷使してるところに、携帯が鳴った。

「やっぱり・・ミヌからだったか」

‘2時にこの間の店に集合。例のもん、忘れずに持ってくるように。 ミヌ’

この間の店って・・あのピンク色か?
何でまたあの店なんだ?
そんなにお気に入りなのか?
で?集合って・・・2人なのに集合?それとも、他にも来るのか?

あぁ・・出てくるのは??ばっかりだよっ。


**********************


「・・・何でヘソンがここに居るの?」
「お、お前こそっ。何で居るんだ?」

‘プレゼントやるから出てこい。‘アレ’も忘れずに持ってこいよ’

ってミヌに呼び出され、いそいそ来てみたら・・・そこにはヘソンが居た。
どうやら、こいつも呼ばれたらしんだけど。

ふと、数日前にミヌと交わしたメールの内容を思い出した。

えっ?プレゼントって・・・?

「ま、まさかな・・」

淡い期待は瞬時に消去だ。

「な?」
「あ?」
「何、さっきからブツブツ言ってんの?」
「あ、え?俺?何か言ってた?」
「うん」
「えっ!嘘?へ、変なこと・・言ってた?」
「いや・・別に大したことは言ってなかったけど・・」
「あ、あ~そう?あはははっ、そうか?」
「・・・変な奴」

俺を見るヘソンの目は、思いっきり怪訝そうだ。

「あ、な、何で・・ここなんだろな?」

何とか流れを変えようと、さっきから気になっていたことを話に振ってみる。


「あ~、ここんとこのお気に入りみたいなんだよね~」
「えっ?まさか・・ミヌの?」
「そうだよ。他に誰の話するってんだよ」

自分から話を振っておいて、ヘソンから返ってきた答えに驚いた俺。
だって・・お気に入りって・・。
いつから・・趣旨変え?
クールで男前なもんが好きなんじゃなかったのか?

「こ、この・・・ピンク色が・・お気に入り?」

キョロキョロと、何度見直しても・・ここに男の自分が居るのがはばかられるほど、ピンクな店内はずっとピンク色のまんまだ。
そして・・店に野郎はヘソンと俺だけだった。

クスクスって、どこからか聞こえてくる。
気のせい?
俺たち・・・注目の的?笑われちゃってます?

「・・お、落ち着かねぇ・・・」
「だろ?そうだよな?」
「お?お、おうっ・・だよ?」
「普通、そうだよなぁ~」
「うんうん。普通はそうだ」
「何、考えてんだか。たまにミヌって解んないよなぁ」
「うんうん。俺も解んない」
ヘソンの言うことに、俺はいちいち相槌を打った。

“よしよし。どうやら流れはこっちのもんだな・・”

何がどうこっちであっちなのか不明だが、俺は何となくヘソンの機嫌が元通りになった気がしていた。

「解んない人間で悪かったな」

と、真打登場。

「「み、ミヌ!!」」

珍しい・・・ヘソンと俺の声が綺麗にハモった。
って・・・“さっきの俺たちの話、き、聞かれた・・・?”

ミヌは、ビクつきながら自分の顔色を伺う俺たちなんか気にする風でもなく、迷わずヘソンの横に座った。

「よっ、待たせたな?」
「あ・・いや?そんなに待って・・ない?よな?ヘソン君」
「あ?あぁ・・ん、うん。待ってない。待ってない」
「ふ~ん」

あぁぁ・・、怒ってる?怒ってない?
ミヌの視線が・・怖い・・・。

誕生日だってのに。
何で俺、ビクビクしてるんだ?
しかもこんなにピンクに囲まれて・・。

ところで・・俺、何か大事なこと忘れてる・・?

「あーーーっ!!」
「な、何だっ?」

お、思い出した。つーか・・・何で忘れちゃってるかな?俺・・。
馬鹿じゃん。俺、まじボケしたの?

て、手紙・・・出したよね・・。ヘソンに。
‘ラヴレター’出したよな?俺!

でも・・?
ヘソンの反応は・・あれ?
全然普通だし。
・ ・・俺、名前ちゃんと書いたよな?

「??」

じーっと自分を見つめる俺を、ヘソンは何事かと言わんばかりの顔で見ている。

「あっ」

ビクッ!
思い出したの・・か?

「そうだっ、エリッ!」
「あ、は、はい?」
「手紙!」
「あ・・え?」

や、やっぱり・・・。

「お前だろ?これっ」

って言って、目の前に差し出されたのは、間違いなく俺がヘソンに出した手紙。

でもさ・・?
気のせいか、ヘソンちょっと怒ってる?
何で?

「え~っと、ヘソンさん?」
「何だ?」
「この手紙が・・何か?」

ええ~いっ!
こうなりゃ開き直るしかないっ!

「何か?だと?」
「は、はい・・・」
「分かんないのか?」
「え?」
「すっとぼけんじゃねぇ!」
「い、いや・・・全然解んないんですが?」
「お前、馬鹿か?」
「・・・すいません」

しゅんと肩を落とし項垂れている俺の目の前に、ミヌが封筒の中から便箋を出し置いた。

「・・え・・ええーーっ!嘘ッ!」
「解ったか?」

少々呆れ顔のミヌが、俺にそう訊いた。

「あ、いや・・ええっ?」

・・・真っ白じゃん!
何も書いてないじゃん!

自分で書いたはずの手紙を前に、目が点状態な俺。

俺の書いた・・、
俺の・・・‘好き’が・・ない。

「嫌がらせなの?これって」
「え?ち、違う・・・」
「じゃ、何さ?」
「いや・・あの・・・」

『何さ?』と訊かれても・・・俺も解んない。

必死で記憶の中を捜してみる。
普段使ってない脳細胞もフル活動だ。

「あっ・・」
「どういう意味か、早く説明しろよ」
「あぁ・・俺・・」
「俺・・が、何?」
「はぁ・・・どんくせぇ・・」
「あああああああっ!!じれったいなぁっ!お前がどんくさいのなんて、みんな知ってることなんだよ!!だから、どうでもいいから、早く説明しろってんだろっ!」
「へ、ヘソン・・?」

とうとうヘソンがブチ切れた。
顔を真っ赤にしてるヘソンに、目が白黒な俺。
そんな俺たちを見て、ミヌは薄笑いを浮かべてる。
それは何だか、何でもお見通しって・・感じだ。

「エリッ!」
「は、はいっ」
「早くッ言えっ」
「・・・書いたつもりが・・」
「が?」
「書いて・・なかったみたい・・で・・す」
「はぁ?」

ヘソンが呆れて、お口あんぐり開けた顔してる。
それも仕方ない・・。

どうやら俺、差出人を忘れないようにって気にしてたせいで、名前書いたら・・・それで全部書いたつもりになっちゃった・・みたいで・・。
そんな、あり得ない!って言われそうだけど。
‘ラヴレター’ってことで、かなりテンパッてたから。俺。
普通の人にはあり得なくても・・・、俺にはあり得ちゃうんだなぁ・・これが。

「エリ?」
「ん?あ?」
「‘アレ’持ってきたか?」
「あ・・あぁ・・一応・・」
「出せ」

ミヌに言われて、例のものをポケットから出した。

しわくちゃになってしまってる、差出人不明の・・・ラヴレターを・・。

そしてミヌは、俺の‘貰った’手紙から中身を出すと、テーブルの上に置かれている俺の‘出した’手紙の封筒にそれを入れた。

「「??」」

俺もヘソンも、ミヌのやってることの意味が解らなかった。

片方はちゃんと内容が書かれていて、もう一方は宛名も差出人も書いてある・・。

頭を整理して考えてみた。

「あ・・」

薄っすらと、何かが解りかけたと同時に、それがミヌの手からヘソンへと渡された。

「・・これ?」
「おめでとう。って、言ったろ?俺」
「えっ・・?」
「よ~く、その手紙を見ろよ」

シン・ヘソン様 
‘好き’
エリックより

「・・・あ、え?・・え?」
「こう言うことだ。そうだろ?エリ?」
「あ?ん、うん・・・」

これには参った。
ミヌの奴・・・。
こいつの頭ん中は、いったいどうなってるんだろ?

チラリとヘソンに目を遣ると、案の定、真っ赤に顔を染めていた。
ついでに言うなら・・俺も密かに頬をピンク色に染めてたりなんかして。

で、、でもだな?
俺が、今日呼び出された理由は?
プレゼント貰うのは・・俺だよな?

「そうだけど?」
「へぇぇぇえっ?」

何で俺の心の声に返事が出来るんだ?
と、ビックリ眼の俺なんかきれーにスルーして、さっさと何かを始めてる。

「ヘソン、‘アレ’出せ」
「あ、は、はいっ」

ミヌに言われて、ヘソンが何かを出してきた。

封筒・・?

え?何?
今度は・・?

ミヌは、ヘソンの持ってきた封筒に差出人不明の手紙の中身を入れると、「ほれっ。誕生日おめでとう。例の約束のもんだ」と、俺に差し出した。

「・・約束・・?」
「おうっ。プレゼントのリクエスト聞くって言ったろ?」
「リクエスト・・・」

って・・・?

「あ~、お前もちゃんと読め。手紙を」
「・・手紙・・」

‘好き’
シン・ヘソン

俺のリクエストは・・・

‘ヘソン’

だった・・・。

「・・・・えええええええっーーーーーーー!」
「約束は守ったぜ?」

ニヤリ。と、ミヌが笑った。

そして、当然の如く、ヘソンの顔は更に耳まで真っ赤になっていた。

「あ・・あ・・嘘?」
「バーカ。誕生日にまで嘘吐いたりなんかしねーよ」
「えっ・・じゃぁ・・?」
「良かったねぇ~。相思相愛」
「み、ミヌっ!」
「なんだ?ヘソン。照れてんのか?」
「ぶわっかっ!」

ぷんっ。と、膨れっ面であっち向いちゃった。
あぁ・・そこがまた・・・可愛い・・・。

「しっかし・・、お前らってホント、面倒くせー奴らだな?」
「す、すいません・・」
「俺様がいなかったら、一生どうにもなんないまんまだぜ?」
「は・・い。面目ない」
「しょーがない。ここ、奢りだろ?」
「何でも頼んでください」
「何にしようかなぁ~。これも、これも美味しいんだよなぁ」

嬉しそうにメニューを見ているミヌに、ある疑問を訊いてみた。

「な?何で・・・この店なわけ?」
「何が?」
「い、いや・・野郎ばっか3人なのに・・何でピンク色かな~って・・」
「悪い?」
「ううん。全然、全然」

ブンブンと、否定の首を振る。

「やっぱ、告白はピンクだろ~」
「はい?」
「愛の告白は、やっぱ可愛くピンク色で決めなきゃだろ!」
「あ・・そうです・・ね」

はははは・・はっ。
意外と・・乙女だったのね・・・。

チラッと、視線を向けると、ヘソンも俺を見ていた。
慌てて目を逸らすヘソンに、俺は自分の中で一番いい笑顔で微笑みかける。

ぎこちなく、それに応えて微笑むヘソン。

俺は、幸せをしみじみと噛み締めていた。


欲しかったものが、今ここにある。

ヘソンと、欲しくてたまらなかった・・ヘソンからの‘恋文’

今年の誕生日は、ちょっと、いや、ものすごーく、嬉しい誕生日になったかもしんない。
ううん。超ハッピーになった。

万歳~!俺。
やっぱりこの手紙は、大切に保管決定だっ!


下手したら、このままずっと白ヤギさんと黒ヤギさん状態だったかもしれない俺たち。
でも、俺たちには賢いヤギさんが付いていた。

“ありがとう・・ヤギさん”

「どういたしまして」
「?!」

な、何でまた応えるんだよっ!

怪訝そうな顔の俺に、ニッコリ、ミヌの極上の微笑返し。

「・・・・」

俺たちの郵便屋さんは、世界最強かもしれません・・。


でも、ま、そんなことはどうでもいいや。
今日は、今は・・・HAPPYだからっ。

せっかくだから、ピンク色に包まれて、乙女な気分で幸せに舌鼓打ちましょう。

今日は俺の誕生日だから。
今日は大切な・・記念日だから。

あの人からの、‘好き’って一言の、
俺からの、‘好き’って一言の・・、

それは・・

俺とヘソンが交わした

恋文記念日。



これ書いたのはすごーーーく前なので、今と何か色々違うところはお許しをσ(^_^;)

日付けかわっちゃいましたが、、2月16日はエリックのお誕生日ですクラッカー

えー、すっかり更新してなくて、、えんでぃのセンイルのお祝いの記事書いてないガーン

もう一つのブログも、ずっーと更新してなくて、、さっき怒涛の更新して来ましたかお
こっちは、遅まきながらえんでぃのお祝いもしましたよんニコニコ

エリックの素敵なお祝い記事は、他のステキブログさんが書かれてますのでニコニコ



「usako711様」



Ericことムン・ジョンヒョクさん。
これから一年が素晴らしい年でありますように、、ラブラブラブラブ