こんにちは。
ボストン滞在も残り八日となったロビンです。
今日もご訪問ありがとうございます。
帰国準備の合間をぬってハーバード大学自然史博物館に行ってきました。
ボストン在住の方や以前住んでいた知人から「自然史博物館のGlass Flowersはとても素晴らしいので、ぜひ見てみてください」と強くお勧めされたからなんです。
Oxford Streetの博物館入り口から入り、2階に上がるとすぐGlass Flowersの展示室。
Glass Flowersは『ウェア・コレクション』と呼ばれるガラスの植物模型です。
ハーバード大学がチェコのガラス職人ブラシュカ父子に依頼し、1887~1936年に作られたもので、その数780種、4,000点以上。
それほど期待せずに中に入ったのですが、、、、
一番最初に見たこのガラス標本にビックリ
実物大でとても精巧に作られていて、本物そっくりです。
見てください、この繊細で薄い花びら。
これがガラスで作られているなんて、ものすごく高度な技術ですね。
すっかりGlass Flowersに魅せられてしまいました。
アイリス ブルーフラッグ
クレマチス クリスパ
雄しべや雌しべ、種子は拡大模型。
オジギソウ
ビオラ・ペダータ(トリアシスミレ)
スギナとツクシ
こんなアナログな道具達で素晴らしいガラス模型の数々を作り出していたとは
芸術の域に達していてすごいですね。日本だったら、人間国宝間違いなし。
がぜんブラシュカ父子に興味が出てきました。
ブラシュカ家はチェコで15世紀からガラスと宝石細工を生業にしていた一族。
親子はもともとは水性生物のガラス模型を博物館や大学に販売し高い評価を受けていたところ、ハーバードのグッデール教授の目に留まり植物標本作製の依頼を受けたそうです。
この仕事のために植物を研究し、新しい技術を開発をしたとか。
50年にもわたる大仕事、その並々ならぬ努力に頭が下がります。
スイートチェスナット
イチジク
アメリカハナノキ
展示数も多く、本当に見応えがありました。
いい物を見せていただいて、感動 感謝です
これだけでも十分見に行く価値ありと思いました。
実は15年前にも自然史博物館に来たことはあったのですが、Glass Flowersがあることも知らず、見ていなかったのです(もったいな〜い)。
今回じっくりと見ることができて、とてもよかったです
友人達がすすめるわけが分かりました。
百聞は一見にしかず、機会があればぜひご覧になってくださいね。
本日も最後までありがとうございました。
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