「無形資産が経済を支配する 著ジョナサン・ハスケル、スティアン・ウェストレイク」を読む

資本のない資本主義

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ビル・ゲイツ絶賛

「世界経済最大のトレンド「無形資産」を理解したければ本書を読むべきだ」

あなたの経済常識をアップデートせよ

「フィナンシャル・タイムズ」ベスト経済書

スターバックスの店舗マニュアル

アップルのデザインとソフトウエア

コカ・コーラの製法とブランド

マイクロソフトの研究開発と研修

グーグルのアルゴリズム

ウーバーの運転手ネットワーク

‥‥

これまで計測できなかった無形資産の全体を

初めて包括的に分析した画期的名著

表紙裏

GAFAが台頭する中

無形投資の増大は生産性や格差にどのような影響をもたらしたか?

起業・投資家・銀行・政府・はどのように対応すべきか?

有形資産とは異なる無形投資の4つの特徴とは何か?

 

(引用)2点

  • 投資は、かつては、ほとんどが物理的または有形、つまり機械、車両、建物、そして政府の場合ならインフラだった。いまや投資の多くは無形、つまりソフトウエア、研究開発、デザイン、芸術的原作、市場調査、研修、新しい事業プロセスと言った知識関連の製品だ。
  • 無形投資の着実な長期的増大によって、こうした提言の背景が明確となり、経営者や政策担当者の優先順位付けに役立つという点は主張したい。無形投資の長期的な上昇という流れに沿った戦略が、それに逆らった戦略よりも繁栄を確保しやすくなることを、本書で納得していただけたことを願う。

爪を立てる

ジョージ・ギルダーがLife after Googleで

物事がうまくいっているときとは、社会基盤とテクノロジーと言う2つのシステムのおかげと思うこと。既存のパラダイムが現状にそぐわなかれば寿命である。

と言っている。

アメリカでGAFAM(今では古い言い方かもしれないが)と呼ばれるような企業群が生まれたことによりテクノロジーがステップアップした。

それに伴い、社会基盤の変化は

必然的に求められている。(例えば所得格差、知識集約型労働の急速高賃金化など)

 

イノベーションのプロセス管理はどうなっているか?

独創的なイノベーションを起こす人をサポートするベンチャー資本の大型化と組織化による効率化が図られた。

<決定論的思考からは決して創造性は生まれない。>この言葉をクリアできる行政的手腕を持っている国があるとは言えないが、目指している国はあるように個人的には思える。

無形資産とは結局、リスクを組み込める社会的システムであったり、個人の経験値を効率的に共有化できる環境創りだと考える。

このシステムはピーター・ティールのような起業家が大金を稼いでベンチャーキャピタリストとして活躍を始める。

そしてベンチャーキャピタリストとの考えは1単位投資してまるまる失っても1単位。

しかしイノベーションが成功すれば100単位が返ってくる。

とすれば、投資しない理由がない。

そしてその力は莫大で、キャッチアップできるのは国という単位になってしまう。

民間企業が爆発的成長を遂げて、追随を許さない。

 

この本にあるように

シンガホールとマレーシア政府は無形担保融資を奨励するスキームを設置している。

国がベンチャー資本を育てるなら、追加の補助金よりも時間と優遇枠組みのほうが重要なのだ。

ということは、イノベーション起こす起業家を効率的にサポートする、

つまり評価してサポートできるベンチャーキャピタリストに加え、

ルールを作れる国の創造力ある頭脳も必要となる訳だ。

イノベーションを起こす下地を準参できる社会だけに加資格がありそうだ。

何といっても

デジタル分野では勝者総取りルールが強く適用される。

ルールの前に、イノベーションを起こす素地が必要だった。

 

行政府に金は出すが口は出さないという、予算が建てられるのか?という問題と

失敗するベンチャーを容認できる判断と、

進行中のプロジェクトを管理できる組織?、自己評価基準など、税金を使った結果の透明な説明ができるのか?……などと言ういくつものハードルがあって一つ一つクリア^-出来ないことには、傍観しているしかない。

勝者総取りの後に残るわずかな余りものでは許されない。・・・つまり二番目では許されない。

そんな覚悟が、シンガポールやマレーシアにはあるのかもしれない。

などと考えるが

次の大きなテーマは宇宙であり,GAFAMなどが作り上げたプラットホーム上で具体的成果を求めたデータ活用であり、その先頭を走る企業をどう探すかだろう。

グローバルなインフラと言えるGAFAMなどが作り上げたその上にロボットなのかエネルギー貯蔵なのか、効率的金融なのか、バイオ医薬品なのか、宇宙開発技術なのか、それぞれが走る。

どこを掘ればいいのかは個人の優先順位次第。

すべてを掘れば畑になる。

オルカンもありかもしれない。

 

個人的に整理できていない部分

一方的に主張できる資産例えば研究実績、特許と研究するためのシステムの関係

社会関係資本。店舗マニュアルの微妙に重なる部分とのれん代。

研究開発や特許で得られるものと人と人の間、企業同士の関係にある資産

無形資産の間の信頼関係な従来と違うのかなど

 

何が聞きたいのか

M&Aで吸収した企業の無形資産評価をどう株主は評価できるのか?

政府主導でイノベーションは効率よく起こせるのか?

この2点です。

 

<大洋を群れずに回遊する>

信頼とは何かを考えながら、書籍を媒介にして、生涯学習が行動の糧とするような前向きな発言を心掛けています

 

 

 

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