「新富裕層の研究 著加谷珪一」を読んで
サブタイトル
日本経済を変える新たな仕組み
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表
自らも富裕層になった、「お金持ちの教科書」著者が指摘する経済の新潮流
孫正義氏(ソフトバンク)
柳井正氏(ユニクロ)はもちろん、
三木谷浩史氏(楽天)
堀江貴文氏(ホリエモン)
藤田晋氏(サイバーエージェント)も”旧世代”!
裏
【本書の目次から】
なぜ、短期間で富を形成できるのか?
新しいタイプの起業家
経済構造の変質
ここ数年の大変化
サラリーマン富裕層の台頭
ベンチャー企業が富を膨らます仕組み
パラダイム・シフト
本当に、人工知能で仕事の半分がなくなるか?
一人の優秀な人間と、その他大勢
製造業の大変化
世界的な低金利が示す、不気味な予兆
ヒトは果たらなくてよくなる!?
新時代に求められるもの
富のルールが大きく変わる
どうすれば、新富裕層になれるのか?
・・・・ほか
表紙裏
すでに、新たな変化は進行している
近年、これにまでにないタイプの富裕層が登場している。
彼らは不動産で富をなしたり、投資ファンドを運営したり、企業を上場させるわけではない。
アイデアひとつでビジネスを立ち上げ、短期間で売却、大きな富を得る。
副業、兼業により、収入を増加させるものもいる。
彼ら新富裕層の登場には、ネットを中心とした技術のパラダイム・シフトがあり、最先端の経済学では、資本主義のメカニズムが変わる可能性も指摘されている。
富のルールがどのように変質するか、
どうすれば新しい社会で富を創ることができるのか。
世界的に起こっている大きな変化を背景に、自らも富裕層となった著者が具体例を交え、分析・紹介する。
おわりにから(引用)
歴史を振り返れば、いつの時代も、社会の仕組みを変える原動力となったのは、イノベーションでした。
逆に言えば、イノベーションに逆らっていては、豊かな暮らしを維持することはできません。
著者の価値観がここにある
爪を立てる。
野村総出している純金融資産保有額による分類では、1億円以上を富裕層としていて5億円以上が超富裕層となっている。
日本の総世帯数が約5400万世帯で富裕層が150万弱
でも、1億の利息では食えないだろう。
いや1億持っている人がほかに財産を持っていないはずがない。
いや事業をやっているとか、スキルを活かした生き方をしていると勘繰るしかない。
新NISAが始まって、今まで以上に金融資産の在り方がテーマになるのだろう。
インフラを担当している企業に投資するのは預金金利の延長と考えて
著者の考えを受け入れた
おわりにから(引用)
歴史を振り返れば、いつの時代も、社会の仕組みを変える原動力となったのは、イノベーションでした。
逆に言えば、イノベーションに逆らっていては、豊かな暮らしを維持することはできません。
こう考えるとすれば
ベイリー・ギフォードの言葉
<先陣をきっていない企業は大きな破壊を受けることになる>
という言葉を片隅に置きリスクを取りつぶれていくスタートアップ企業に目を無得続けることが必要だ。
問題がある。
GAFAMのような企業には今、優秀な人材も、資金も潤沢にあって、市場公開するまでに、軌道に乗ってしまってか市場公開に対するインセンティブが少なくなっているということだろう。
昔もそうであったかもしれないが、最近こんな私にも見える。
その訳は世の中がフラット化してきたからなのか?
openAIもspaceⅩもそのうち市場に出てくる。
市場価格は需給バランスで決まるのだろうが著者の燗映えに基づけば手を出さない選択肢はない。
後はどれくらいのリスクを負うかだけだろう。
お金がお金を生み出す<何かずるいな>という考えがある。
投資するのはリスクを取って時代をスピードアップする。それだけのこと。
ホフマン曰「ビジネスとかゲームをシステマティクに楽しむようなものだ」
仕事と何かとかここで深堀しようとは思わない。
投資家の話「相場のことは相場に聞け。思うようにならないこともある。…それも人生」
生きることに謙虚であることを教えてくれる。
<大洋を群れずに回遊する>