「脳の闇 著中野信子】を読んで

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表人間の厄介さを知っていますか。

地震の反省と脳科学から生まれた衝撃の論考!

ヒトには特異的な欲望と快楽

好意と「あわよくばの」のあいだ

「迷わない人」は信用できない

「わからない」を嫌う脳

糾弾は自省よりたやすい

誰しもが陥る正義中毒

性格傾向の3類型

不健康自慢がウザいわけ

自傷と創作の痛々しさ

健康を崇め奉る風潮

ナルシストと自己肯定感

音楽を聴けば頭がよくなる、は本当か

女性の寂しさの肌感覚

フェイルセーフの女子アナ戦略

銃と男とテストステロン

ヒトは真実など欲していない‥‥他

(目次)より

 

表紙裏

ぶれない人、正しいと思われたい、他人に認められたい‥‥集団の中で,人は常に承認欲求と無縁ではいられない。

ともすれば、無意識の情動に流され、あいまいで不安な状態を嫌う脳の仕組みは、深淵にして実に厄介なのだ。

地震の人生と脳科学の知見を通して、現代社会の病理とわら師たちの脳に備わる深い闇を鮮やかに解き明かす。

5年にわたる思索のエッセンスを一冊に凝縮した、衝撃の人生論!

 

 

爪を立てる

有難い2つの分析。

あとがきより引用

読者に寄り添ったものが売れるということにようやく版元が気付き始めたというこの変容は、何によってもたらされたか。

インターネット、SNSの発展と無縁ではないだろう。

匿名掲示板から、ブログ、SNSを介してだれもがさほど手をかけずに情報を発信できる時代になったのだ。

書きたいことを売り物にできる時代は終わりつつある。

書き手の書きたいことはただで読める時代になったのだともいえる。

書き手の書きたいことが買われるというのは、それが読み手の読みたいことと一致しているだとか、よほどその人物が注目を浴びている誰かであるだとかでなければ、もはやほぼ成立しないだろう。(中略)

よくぞ言ってくれました!

出版も歴史を積み重ねてきて、且、曲がり角を迎えていると判断すれば、著者の言うように無償になってしまう本が多くあると判断できるだろう。

つまり、売れない本が数多くあることに気づく。

そして私のような人間が、もう少し効率よく期待に応えてくれる本を数多く出版社が、現れるかもしれない。

 

ほとんどの人間は聞きたいことしか聞かない

その上自分の話したいことにしか関心を持たない。

自分の事を考える以上に何かを考えられるほど、知的能力に余裕のある人はごくまれなのだ。

文字を継続して読む力を持つヒトの数は徐々に少なくなる。

なぜなら読むこと自体が努力を必要とするからだ。

だから出版社は読者の分析が今以上に必要になる。

著者の意見に100%賛成。つまり金をとれる本を出版する事を今以上に意識してほしい。

 

ここで横の繫がりを紹介。

堤未果著<ショックドクトリン>にこうある。

(引用)

あふれかえる情報とスピードの中、仕掛けられるゲームが強欲さを増すほどに、五感を再起動して立ち止まり、長いスパンで歴史をひもとき、自分の頭で深く考える国民は、時間とともに輝きを増す、我が国の尊い財産になるでしょう。

 

この2人のあとがきの谷を埋めるのは、才能を発掘する出版社の仕事だろう。

本がこれからどれほどの時間を超えて必要とされるかはわからないが、筋道を立てた考えを作り上げてゆく。

それを協力するために本は買って読む。

ある意味、応援の一票と考えている。

 

この本に関して言えば読者の要求度に答えている。

次の本を待っている。

そして必ず一票を投票するつもり。

 

<大洋を群れずに回遊する>

 

信頼とは何かを考えながら、書籍を媒介にして、生涯学習が行動の糧とするような前向きな発言を心掛けています

 

 

 

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