「多様性の科学 著者マシュー・サイド」を読んで
画一的で凋落する組織、複数の視点で問題を解決する組織
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表
そそ気の話なのに映画のように面白い!
何故グッチは成功しプラダは失敗したのか?
なぜ、軍の暗号解読チームにクロスワードの名手が呼ばれたのか?
なぜ、CIAは同時多発テロを予測できなかったのか?
「エコノミスト」「タイムズ」など各界から大絶賛の声続出!
裏
致命的な失敗を未然に見つけ、生産性を高める組織改革のすべて
組織は画一的な考え方に陥りがちだ。
しかし自分とは異なる、人々と接し、なじみのない考え方や行動に触れることに「組織を強くする」カギがある。
「無意識のバイアス」「影の理事会」『与える姿勢」など、豊富な事例と解決策で、卓越した成果を生む組織に必要な多様性の要素を引き出す!
表紙裏
自分とは異なる人々と接し、なじみのない考え方や行動に触れる価値とは?
素晴らしい!知識の共有は複雑化していく世界で生き残る最善の方法だ
…エコノミスト
よくぞ、ここまでまとめてくれた!多様性が組織の知性を高めることが証明されている
…タイムズ
知性と展望に満ちた、魅力的な読み物だ!
ジェームズ・ダイソン(ダイソン創業者・発明者)
重要であるのに見過ごされているトピックについて、マシュー・サイドは説得力のある証明をこれほどまでに集めた。
驚くべき成果だ!
…ティム・ハーフォード(「まっとうな科学」の著者)
爪を立てる
著者の提案(引用)
日常に多様性を取り込む3つの事
①「無意識のバイアス」を取り除く➡(偏見や固定観念を取り除く)
②「影の理事会」を取り除く➡年功序列を取り除く「科学は葬式ごとの進歩する
③与える姿勢を持つ自分の考えや知恵を相手と共有する➡与える人こそ成功する時代だ
これらの提案から集合知の重要性を説かれ支配型ヒエラルキーと尊敬型ヒエラルキーでは
結果どちらが有利か説得している。
しかし、3つの疑問が残る。
①GAFAMのような組織は、変革のスピードが生命線だろう。そこには強力なリーダーシップが存在し、支配型ヒエラルキーの下で発展したのではないか?
その権威とは、何代のもわたって受け継がれた権威ではなく、天災が時と運を味方にしてできたもので、過去にはない成長速度で1つの大国を創り、あえて言えば国を超えた幅広い地域に権力と課金制度という税金を徴収できるシステムを作り上げたのではないのか?
②多様性のある組織を作ったとしても、時間の経過とともに、組織は固定化して、新しい形の支配型ヒエラルキーを形作りはしないか?それとも強制的に組織の何割か切ったり付け加えたりする組織内ルールを、あらかじめ決めておくのか?
極めて流動的なプロジェクトとしてしか思い浮かばないのは、想像力がないためなのか?
③自分とは異なる人々と接することが「組織を強くすることだとすれば、コロナ時に用いられたテレワークは新しい仕事の形と名なりえない?
それともテレワークはテレワークとして将来性があるのか?
結局ゴーストワークでしかない?
新しい信頼関係と新しい集合知という考えは成り立たないのか?
世界を広く見ればできるような…?出来ないような?
先に答えはありそう。