「世界の心理学者が研究していること! 著内藤誼人」を読む

最新科学で分かった「人の心」

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スタンフォード大学、ハーバード大学、コロンビア大学など数万の研究データから導きだされた人間の本性とは!

答えのない時代の必読書

気分が落ち込んでいるときは記憶力が3倍も高まる

1週間スマホを使わないと自己肯定するUPする

私たちは自分の人生はつまらないと思い込みやすい

世の中は「心」を中心に動いている!

一度読みだしたら止まらない!

「心理学」の世界にどっぷりつかってください。

第1章 必ず知っておきたい心理学研究

第2章 すぐに使える心理学研究

第3章 ものの見方が変わる心理学研究

第4章 あなたが知らない心理学研究

第5章 感じる心理学研究

表紙裏

これからの時代を生きる上で、「心理学」は最強の武器になる。

 

爪を立てる

この本の目的はあとがきにこうある。

(引用)

読者のみなさんも軽く100本近くの論文に接したことになります。

恐らくはかなりの心理学通になったのではないかと思うのですがいかがでしょうか。

出来るだけ幅広い読者に興味を持っていただくため、本書では、「犯罪心理学」とか、経済心理学」のようにテーマを絞り込むことは致しませんでした。

心理学というのは、もう何でもう何でもアリ」の学問ですので本書の内容も「何でもアリ」にしたわけです。

著者の目的は十分達成していると思う。

ただ、これを読んで何が残るかと言えば・・・・・・です。

リゾートホテルの朝のバイキングのような・・・・です。

こんな科目の単位も取っておくかというのにはよい本です。

現役の社会生活者としてはもう少しテーマを絞って深堀してもらわないと、読み終わってはいおしまいで行動というより記憶に濃く残ることができないような気がします。

例えば、5章にこんな例を挙げています。

人間はお金だけで生きているかと言うとそんなこともないわけで、ほかの人ら向けられる親密な愛情や関心のほうが重要だとわかっているのです。

明日の食べ物に事欠く人に言葉かけだけでは済まない。

どれくらいの程度から明日の食べ物の心配よりも、他人に無視されるほうが嫌だと言えるようになるのでしょうか?

 

 

なぜこんな辛口か、と言うと、本を読むときに自分のマーカーで色を付けたいのに・・・・。

この本は親切すぎるところと先に進む一歩を示す本を紹介してくれていない不親切が混じったところがあって、紹介してくれたら最高に近い教科書になれます。

 

爪を立てたいと思う人にとって、どこから深堀すればいいのか?

1800円出す必要があるのか?

誰かがブログで書いてくれていないか?

そんな怪しい雲が背にあることも感じています。

 

<大洋を群れずに回遊する>

 

信頼とは何かを考えながら、書籍を媒介にして、生涯学習が行動の糧とするような前向きな発言を心掛けています

 

 

 

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