「OPEN 著ヨハン・ノルベリ」を読む
「開く」ことが出来る人・組織・国家だけが生き残る。
帯の広告
表
「閉じた」時代を終わらせよう
山口周‥「
閉じる」ことを求める人が増えている今、本書が「開く」ための大きな知性を与えてくれる。
楠木健・・
オープンな交易、クローズな部族化いずれも人間の本性の発露。
どちらに傾くかで体制は決まる。
一万年の人類史が示す文明・経済・ビジネスの本質!
裏
スティーブン・ピンカー(ハーバード大学教授、「暴力の」「21世紀の啓蒙」
どんな人間も、どんな社会も自ら抱える問題を「独力」で解決できるほど賢くもなければ立派でもない。
物事や他人のアイデアに対して徹底的に「「オープン」でいること‥‥これがウェルビーング実現のためのたった一つの道だと、ヨハン・ノルベリは明快の教えてくれる。
マット・リドレー「繁栄」「人類とイノベーション」
コロナ後の世界では「オープンであること」がかつてないほど重要になる。
開かれたマインドセット、開かれたコミュニケーション、開かれた市場
「開かれていること」こそが、1万年にわたる人類の成功のカギであり、今日の繁栄と平和の秘訣である。
ノルベリは本書で圧倒的な実例をもとにこのことを証明してみせた。
表紙裏
なぜ人類は21世紀の今も「敵」「味方」に分かれ、戦争をするのか?
なぜ最強の公的と頭脳に恵まれた中国は、世界を制覇できなかったのか?
なぜリベラル派保守派と同じくらい危険なのか?
繁栄企業・国家・文明を衰退させてきた「クローズドの罠」とは?
訳者解説にこうある。
(引用)
本書の主張は単純明快、社会でもなんでもオープンがいいよ。
閉鎖的なのはよくないよ、ということだ。
この2行で十分理解し行動しようと決められる人、ないしは十分理解したという人はこの本の優先順位を下げて、深堀しなければならない本に挑戦すればいいと示してくれている。
個人的には深堀が必要なので
この部分に注目する。
<引用>
1988年のハーバード・ビジネス・レビュー」誌によると(中略)
アメリカには包括的な計画がなく、断片化、不安定、そして「極端な起業家精神」に苦しんでいるからだ。
この慢性的な起業家中心の市場では、必要な大規模投資を維持して、日本やドイツの「安定した戦略的に協力する連合体に組み込まれ、しばしば保護主義的な政府に支援されている巨大産業複合体」には太刀打ちできない。
グローバル市場の中で、アメリカ起業家の「重要性は小さく、減少傾向」であると執筆者のチャールズ・ファーガソンは結論し、「目的を認識していないのは、見えざる手」によって動かされている経済学者たちだけだ」と述べている。
これがテクノクラート的衝動だ。
未来がどんなものか自分たちはわかっていて、そこにみんなを導いてあげるから、意外性なんてお断りだというわけだ。
このような考えはたいてい破綻する。
なぜなら「意外性」という要素こそオープンな社会の強みだからだ。
(略)
いまでもハイテクの故郷はアメリカであり、フランスではない。
それは慢性的な起業家精神のおかげであって、それが足を引っ張っているわけではない。
<絶えず足を前に進める>ことを当たり前にすると、休むとか安定という状態に疑問を持つのではないか?
安全・安心を言い続ける社会っていうのは、社会全体が暴風の中にいるような状態で、荒波の中の救命ボートの中のようなものだろう。
それでも、この辺は平和で、事件も起きないし・・・・で済まそうとしている。
そうしないためには、日ごろ、リスクを避ける手段を学ぶと同じくらい、いやそれ以上の力で、リスクをとるスキルを学んでおく必要があるのだろう。
「創造的破壊の力・著フィリップ・アギヨン」にあった<派生的イノベーション>という言葉に含まれている黙認されそうな既得権益、従来の官僚指導のにおいをかぎだすのに、大きな違和感はない。
個人的に押さえておきたいところはここ。
著者の言葉を借りれば
各自の払うべきリスクの許容量がどれだけ高いか、
テクノクラート的衝動にどれだけ屈するか
<意外性という要素>こそ、オープンな社会の強みだからだ
いま中国とギシギシやっているアメリカ
ここでの意味合いはわかるにしても
かつては何発もパンチを食らった日本。
相手にするのは大きすぎる相手を持つヒト・組織・国に対して
「開く」ことが出来る人・組織・国家だけが生き残る。」は当てはまるのか考える。
結局アメリカの一人勝ち?
そうではないのだろう。
オープンにしておくことだけが強靭な人や組織や国を作る。
問題
オープンな議論の結果の議事録、経緯・結果をきちんと残す。
勝手な意見
<トマ・ピケティ著21世紀の資本>が何を教えてくれるかって、記録を残していない国はこの世に存在しないのと同じ。・・・・・と考えている。
本屋で本を見る。
多くの本は優先順位の場所に身を置くことになる。身を置くことになる。
数件の本屋に定期的に行き、いつも同じようなところで立ち止まる。
多くの本はその題だけで通り過ぎる。
数冊の目次、特に帯の広告を見る。大体はそれで済んでしまう。
一冊も持たずに帰るのは寂しいので、必ず買う。
書き手が少なくなると読みたい本が少なくなるし、訳書に手を出さないと出版社が読みたい本を出版してくれなどと言いながら勝手な消極的な社会参加
要約は読まない。著者の努力したボリュームを感じることが楽しみだし、第3社の意見を暗黙の裡に取り入れるつもりがないから。
訳者については本人の語学力の問題から、あえて黙認している。
最近積読が少なくなった理由は場所の問題。
そんな中で最近、お気に入りがあればそれだけは主張したほうが良いのではないかと考えるようになった。
そこで棚に残す本と決めた本については推薦することにした。
イノベーションが因習を超える有力な手段であること。
俯瞰する説得力とそこから生み出される将来を予想させる本についてという勝手な基準を設けて。
その1番目の本が <OPEN>
2番目の本が<創造的破壊の力>
とする
