「グランゼコールの教科書 著ジャン=フランソワ・ブラウンスタン、ベルナール・スタン」を読む
副題
フランスのエリートが習得する最高峰の知性
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表
歴史、宗教、哲学、文学、芸術、科学
エコール・ポリテクニーク、
国立行政学院
パリ高等師範学校などのグランゼコールで求められる教養
「エリート必読の書」
古代ギリシャから現代の「リベラルアーツ大全」
裏
世界の歴史を形作ってきたフランス知性の源を知る
第1部 ギリシャ
第2部 ローマと一神教
第3部 中世
第4部 ルネサンス及び近世
第5部 17世紀古典主義時代
第6部 18世紀啓蒙時代
第7部 19世紀
第8部 20世紀
第9部 21世紀
背
国立行政学院
パリ高等師範学校などのグランゼコールで求められる教養
「エリート必読の書」
古代ギリシャから現代の「リベラルアーツ大全」
表紙裏
ジャック・アタリ、エマニュエル・マクロン、フランソワ-ミッテラン、エマニュエル・ドット‥‥
フランスのエリートは大学ではなく。
日本で有名なソルボンヌ大学(旧パリ第4大学、パリ第6大学などが統合)などは、バカロレアを取得すれば無試験で入学できるが、グランゼコールは、「準備校」2年間学んだ後に行われる競争試験における合格が必要である。
グランゼコールに進むことができる学生は、全体の10%未満と言われるほどの難関である。
ちなみに200校程度存在するグランゼコールの中で特に理工系トップ校のエコール・ポリテクニーク、高級官僚養成校の国立行政学院、経営系トップ校のHEC、研究系トップ校のパリ高等師範学校な超名門名門と称される。
本書ではフランスエリートが学ぶ「一般教養(本書では文化概論と呼ぶ)中身を紹介する。
本書を読むことで、フランスエリートの思考回路が理解でき、特に欧州において国際人としtr評価される「教養」を身に着けることができるだろう。
爪を立てる
厚い本で839ページあります。
数年前の話ですが、美術の講義を受けたことがあって、何回かに分けた講義の内容はほとんどがジョットで「私はジョットに心酔しています。少し離れることがあっても、ほとんどジョットの世界にいます。アッシシ大聖堂、サンタ・クローチ聖堂もアレーナ礼拝堂にも行っています」と話していました。
その時は自慢話にしか聞こえなかったのですが、それでも感動した気持ちと好奇心に忠実に生きるとは、時間的拘束、地理的拘束を飛び越える可能性を感じました。
ただし当時、助教だったと思いますがそれで食えているという制限はあります。
そうした経験を教科書的(網羅的)に書かれた本の中の位置づけで数年後に確認できるのは、ある意味、本の優れた特徴なのだと知らされます。
ということで網羅的な本には脇道にいくらでも気持ちよくそれることが出来るという誘惑があります。
共通の価値観とか行動を起こすときの基盤というほど強いものでなくても、相手を知る知の共有は信頼度を増す条件にはなりえます。
そこでフランスのテクノクラートが思考法を構築するベースとしての本をどう扱うかという問題を考えることにする。
個人的な付け足し(引用)3点
日本について
⓵明治時代
日本は何があっても、中国のような反植民地的従属の状況に陥ることだけは避けようとしたのである。
②戦後
日米安全保障条約が結ばれ、当初アメリカから再軍備を禁じられた日本はアメリカに守られることになった。日本の産業復興を促進するため、アメリカは円を格安のレートに固定したが、他方で日本の産業は特許をはじめとして多くのあと押しを受けることになる。
そう考えると、1945年の敗戦国が世界第2位の経済大国になったことを「日本の奇跡」と呼ぶのは誇張しすぎだろう。
③今後
日本の立ち向かうべき試練の一つは高齢化で、これを人口政策によってどのように乗り越えるかが重要となる。
衰えた肉体を補うための装置型ロボットの開発をはじめ、高齢化を視野に入れた研究がすでに進められている。
まず日本の官僚が共通する歴史観はあるのかという問
仮の答え:
大学受験用参考書ではないかと考える。
共通して刷り込まれる歴史観は試験結果で確認されているのでどの国でも同じように対応している。
歴史学者が作り上げている歴史的事実を例えばフランスの本屋が当たり前に売るという環境はあるのか?
仮の答え:
これ以上深く追うことは自分の優先順位からすると考えられないが、特に人文科学研究者の仕事として、ある程度共通する日本人の歴史観を世界の歴史学者と共有する、そこまでいかなくてもこうも考えられるのではないかと説得する姿勢をとる。
そうすることが、ある意味共有する事になるのではないかと愚考する。
残された問題は国を超えた共通歴史観が育っているかどうかで、その地域が連携して物事に当たれる可能性を増やす。
それが経済交流する際に必要であり、ヒトの交流にも重層的にあることが有用なのではないか?
仮の答え:なし
未来に関する問題に関する疑問として
NIBC三角錐(ナノテクノロジー、バイオテクノロジー、情報科学、認知化学)
という考えをあげているのに
ヨーロッパでGAFAMのどれも生まれなかったその訳は?
仮の答え:歴史的拘束によって発想の自由度が少ないか、制度的障害が多い
表面的で全体的なまとめ。
リベラルアーツ大全と銘打っているので、心して取り組まないと5000円+税を負担するには重いととるか、歴史の違いを糧にしている人の話を聞く下準備としてとるのかによって、読む優先順位は大きく違う。
言えるのは若い時に読む本で、人生実践中の人に得るアイデアは少なく時間的な問題がある気がするのは年のせいだ。
歴史観はその人のものを見る目、価値観に通じるので見抜く力を磨いていたいと思う。
それが人間関係を深める早道であり、踏み込みすぎない安全弁でもあるのだから。
友達は少ないほうが自分らしくいられるという逆説に、人脈を求めている人は対応できるか?
そんな問いかけを見つけるという活用法をこの本で見つける人が居てもいいか
信頼とは何かを考えながら、書籍を媒介にして、生涯学習が行動の糧とするような前向きな発言を心掛けています
