「メディアの未来 著ジャック・アタリ」を読む
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表
歴史を学ぶことで、新聞、雑誌、ラジオ、テレビ、SNSの将来は導き出せる。
ジャック・アタリ
林 昌宏 訳
2050年、2100年
ジャーナリストという職業はこれまで以上に重要になる。
欧州最高峰の知性が、メディアと民主主義にエールを送る
裏
- 数千年の「歴史」から見出された「メディアの法則」私的な連絡手段はマスコミュニケーションの手段になる。例えば、郵便物は新聞、電話はラジオ、写真はテレビ、電子メッセージはインターネットになった。これら以外の情報伝達手段も事情は同じだ。
- 情報を配信する手段が発明されると、それらはすぐに、教育、文化、娯楽、創作活動のために利用される。(例:彫刻、版画、印刷物、写真、CD、映画、ラジオ、テレビテレビゲーム、オンラインゲーム)。
- 情報の生成や配信に様々な手段は商業活動になり、次第に自動化されて人間がつくる機会が代行する(印刷物はSNSになった)
- コミュニケーションの道具は、政治には権力、所有者には利益、利用者には娯楽をもたらす。
- 国の思想、文化、経済、政治の形態は、国民に対する情報配信のあり方に多大な影響をおよぼす。
- 逆もまたしかり。国民一人一人に対する情報発信の在り方(情報配信しないことを含む)は、国の政治、文化、経済、社会の未来に影響をおよぼす‥‥など。
ジャック・アタリ
林 昌宏 訳
2050年、2100年
ジャーナリストという職業はこれまで以上に重要になる。
欧州最高峰の知性が、メディアと民主主義にエールを送る
表紙裏
国内外の政治、経済。テクノロジー、文化、科学の中枢にアクセスできる人々は、最良の投資先の選択、権力の座への道筋,自由な生活のために必要な情報を得ることができる。
こうした事情は3000年前から全く変わっていない。
実際に、テクノロジー、人口、文化、経済、政治、歴史などに大きな変化があっても、数千年前から物事の本質には全く変化がない。
未来を占うための法則は、必ず過去から導き出すことができるのだ。
(本文より)
爪を立てる
原題はメディアの歴史
歴史は未来を推測させるという意味か…同じことと考えるのか
題名を変えても意味は同じと考えたのか
どちらにしても、内容が歴史的事実を踏まえ、未来を見据えているのは事実です。
ひょっとして歴史とするより未来としたほうが売れるという目算?
分厚い本を読むことは個人的に好きだ。
著者はこう考えていると推察する。
読者に未来姿を説得するために<本>全体の60%でも70%でも使って歴史を既視感的に利用する。
そうした著者の歴史の組み立ての上に未来を想像する。
それだけのページ数を活用できるのだから、読者としても深く説得されやすくなる。
読者は読者なりに歴史を組み立て,未来を想像する。
であれば歴史の学び方を考えなければならない。
つまり、現代を生きる人にとって、今という環境にはどんな良さがあったり、問題があったりするのかを学ぶ必要がある。
未来は歴史に拘束されている%よりも、イノベーションによってできることの可能性が広がることに拘束されているように思える。
新しい技術がもたらす今まで出来なかった事が、出来る様になるというパラダイムシフトが進む。
しかし、新しい技術や伴って生まれたルールやスキルを身につけなければならないという負担を社会全体が背負うことになる。
その時に生じる、混乱や摩擦を乗り越えなければならないとする。
それはこの本にあるように社会システムの構築に進むべき示唆を必要とするのだろう。
イノベーションを起こした人例えばGAFAだけに責任があるわけではない。
それを受け取った人たちの仕事になるのだろう。
例えば個人情報をどう扱うかはGAFAが生まれる前からあった問題で、アマゾンにはアマゾンに、グーグルにはグーグルに、メタにはメタに、それぞれ企業の特性に合わせてそれ引き継いでいることになる。
混乱が深まるのか、この時を機会に改善されるのかは社会全体がどう受け止めるかになる。
ただフェイスブックに言えるのは人と人の繋がりを重要視しながら従来の関係を広告料に直結していることだろう。
仮想区間で、新しい人間関係(多面的な人間の性格の中の創造性や協調性に結び付けていくという前向きな人間関係)を構築する手段を提供できれば面白くなる。
それができなければ、今あるゲームの中のアバターにすぎないと評価されてしまうこともある。
メタには一部幹部の欠けた組織と、下がった株価が残されている。
しかし企業にとって最も大切な創業者の人間的熱量はまだ残されているようだ。
より広く<ヒトをつなぐ>手段を提供出来たら、面白くなる。
本には主張がある。
説得する力がある。
読者が主張を理解するのは重要だ
そして、より重要なのは、何が書かれていないのかを見極める力が必要だ。
著者の絶対的な自信
<未来を占うための法則は、必ず過去から導き出すことができるのだ。>
読者は疑う
この本に不足する、書かれていないことはないのか?
そして<イノベーションによって世界は変わる。>というまじない。
<大洋を群れずに回遊する>
信頼とは何かを考えながら、書籍を媒介にして、生涯学習が行動の糧とするような前向きな発言を心掛けています
