「ケンブリッジ式経済学ユーザーズガイド 著ハジュジュン・チャン」を読む
表紙の情報が多い本なので正確に記すと
ケンブリッジ式経済学ユーザーズガイド
経済学の95%はただの常識にすぎない
ECONOMICS The user’s guide
帯の広告
表
世界の大俊英が初心者のために書いた
画期的ガイドブック
裏専門家が言わない経済学の5つの秘密
1・・経済学の95%は、ただの常識にすぎない
2・・経済学は科学などではない
3・・経済学は政治である
4・・経済学者を信じてはいけない
5・・経済学はあまりに重要。だから専門家に任せておけない
背
賢くしたたかに経済学を使い倒す
表紙裏一生使える知的ツールを手に入れる!
資本主義
技術革新
格差と貧困
この1冊ですべてカバー
著者の目的
(引用)
グローバル化年のグローバルな金融危機は、経済をプロのエコノミストやその他のテクノクラートに任せてはおけないということを無慈悲に思い知らせた。
誰もが積極的な経済的市民として経済の管理にかかわるべきだ。
もちろん「べき」と「できる」とは違う。
渡したt理の多くは日々の生活に追われて、疲弊し、身辺や金銭の問題に四苦八苦している。
積極的な経済的市民になるために必要な投資、経済学を学び、日々の経済に目を配る…など、とても覚束ない。
しかし案ずるよりも有無が安くし。
経済学は、多くのエコノミストがあなたを誤解させてきたよりもずっと平易なものだ。
ひとたび経済の働きの基本的仕組みがわかったら、経済の現状への目配りもずっと手軽になる。
暮らしのほかの物事…自転車に乗れるようになる、外国語を習得する、タブレット・コンピュータが使えるようになる…と同じで、習うより慣れろ。
問題は手始めの困難を乗り越え、勉強し続けることだ。
だからどうか、やってみてほしい。
著者の注意書き
経済学は政治的議論である。
科学ではないしまた決してそう離れない。
政治的判断や、それ以上に道徳的判断から独立して成立する客観的な真実など経済学には存在しない。
だから経済学の議論に臨む際には、古の政治家/雄弁家キケロが残した問…「誰が得をするのか」を考えなければならない。
爪を立てる
経済学の95%はただの常識にすぎないといわれて<何が常識なのか>を確認するとそれは経済学部に学ぶ者にとっての常識?・・・・
日本語の題名のつけ方に少しの違和感がある。
英語の題名{ECONOMICS the user's guide」
その活用方法は諸経済学派の比較として示されているように今までの主な経済学派を比較している。
古典学派、新古典学派、マルクス経済学等、9派の特徴をあげどこにフォーカスを当てているかを表にして示してくれる。
どう学ぶかというより、どう活用するかを促す。
学問とはこうでなければと考えさせてくれる。
著者はこういう
(引用)
自分の信奉する理論について謙虚さとオープンマインドを保たなければならない。
別に自説を持つなというのではというのではない。
自分なりの、それもできれば、強い視座を持つべきだ。
だが、それを絶対視すべきかどうかは別問題だ
学生が学ぶ上でのユーザーズガイドガイドと、生涯学習者として人生実践中の生涯学習者では
視野角度が違う。
このガイドを学ぶ上で
最も需要視しなければと思う一言は帯広告の裏の5番
経済学はあまりに重要。だから、専門家だけに任せておけない
しつこく言えば
自分なりの、それもできれば、強い視座を持つべきだ。
という警鐘さえ深く聞き取れれば経済学派の特徴をとらえておくくらいで、単位を取るならまだしも、各学派の特徴を活用して具体的問題をどう説明するかくらいのものだから。
エコノミストの政策提言もエコノミストの背負っている背景、つまりどこから給料をもらっているかと、ここまで見透かされてしまっては、エコノミストもつらい時代だ。
社会を理解しようとする学問と社会を良くしようとする学問には違いがある。
せめて経済学者や専門家と称する人の意見を聞くときにはその下敷きとなる学問的経歴を確認しないと、危なそうだ。
この本で言う経済学を使い倒す位の意気込みがあって、も、経済学は心理学を取り込み、進化論や人工知能などの手法に基づく新しいアプローチを行うなど次のステップに進んでいるという。
研究が進んでいるのなら、理解するだけでなく手段として使い倒すというのもまんざら大風呂敷を広げているわけでもない。
<大洋を群れずに回遊する>
信頼とは何かを考えながら、書籍を媒介にして、生涯学習が行動の糧とするような前向きな発言を心掛けています
