「危ない法哲学 常識に楯突く思考のレッスン 著住吉雅美」を読む
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表
常識を揺さぶる「究極の問い」にあなたは何と答えますか??
クローン人間はNG?
私の命、売れますか?
あなたは飼い主より自由?
ロンドンブーツ1号2号
田村淳氏大絶賛!!
答のない問い、だから面白い!!
こんな授業を受けたかった!!
裏
社会に飼いならされないための“悪魔の法哲学”
常に権威や社会常識に悪ガキのような疑問をもって逆らってゆく気持ちはとても大事だと思う。
特に日本人は生真面目で常識を疑わず、考えもせずルールに従い、体制に逆らわないところがあるから、もう少しみんなヤンチャな思考になってもいいのではないだろうか。
だから「こんな考え方やモノの見方もあるのではないだろうか!」と知っていただけるだけでも意味はあるのではないか、と思っている。
思考を鍛錬するうえで、法哲学は非常に有効な学問だ。
(「はじめに)より)
「正義」「権利と義務」「自由」「平等」「功利主義」「アナーキズム」
考えることの楽しさがわかる、青山学院大学で大人気の授業!!
表紙裏
私はいい加減な人間だが、本はまじめに書いた。
だが、私は教科書というものが大嫌いだから、そのつもりで書いたわけではない。
何時も学生相手におこなぅっている青山学院での講義をベースにして書いている。
広義ではテーマについて多様な考え方を示すが、最終的な答えは出さず(そもそも哲学に答えはない)、常識を揺さぶる問いを提起して学生自身の思考を刺激するように心がけており、本書も蘇のように書いている。
だから、皆さんも気楽に読み進めながらいろいろ考えていただきたい。
…「はじめに」より
この本に出てくる主な人名
西部邁
ジョン・ロック
ノージック
ロールズ
ハンナ・アーレント
ハイエク
爪を立てる
本の目的になかの1つの大きな目的は「知」を広めようということだろう。
行動変容を起こすことを狙った本ではないだろう?
はマリン・スノーのように社会に沈着してゆくことを役割としている本の一冊を目指していると考えられる。
著者の考えの確認として
講義のように知を伝達しようとスタンスで、1から始まり順々に終わりに行きつく学習。
学生で勉強そのものの体系を学ぶときにはいいが、アクター(社会人・活動するヒト・一般人)からすれば、時間は替えることのできない財なので、出来るだけ効率的にインプットする必要がある。
とすれば、こう考えるのはどうだろう。
自分の行動基準を動かすかもしれないという問題に関する<知>について同時に複数の本を読む。そうするとお互いの本を批判的立場に置いたように読むことができる。
しかし、それでは2倍の読書時間が必要になる。
そこで、この本のように斜に構え題名の本を選ぶことで2冊分を1冊で何とかならないかと考える。
実力が試されるのは著者の望むところだろうが、
その目標は十分達成されている。その訳はテーマが著者の掌の上にあるということだろう。
批判するときの3つの方法があるそうで
①主張の真逆を言う
②一般的なことを言う
③レッテル張りを行う(レッテルは抽象的でわからないほうが良い)
本当に批判するのであれば代案のない反対は稚拙であることを前提にして考える。
少なくとも仕事(代償を受け取っている)として反対をする人を相手にしてはいけない。
読書案内の中に、最近の上島裕子「正義とは何か」があることを付け加えておく。
ヒトの信頼は<つながり>のなかにもあると思うがこの2人の関係は知らない。
社会に降るマリン・スノウのような役割の本が続くのは、信頼のかたちとは相互に譲り合う場合もあるが、相手に知られなくても信頼しているという片思いの信頼というのがあるのかもしれないと考えるのは、従来のマス・メディアが本当?という?マークを拭い去ることのできない環境が生まれてしまっても、所詮こちらも片思いというか一方通行の限界というのを感じてしまったからだろう。
信頼とは何かを考えながら、書籍を媒介にして、生涯学習が行動の糧とするような前向きな発言を心掛けています
