「自粛バカ リスクゼロ症候群に陥った日本人への処方箋 著池田清彦」を読む
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表
自粛警察
コンプライアンス
新型コロナ
不倫バッシング
ネットいじめ
クレーマー
この国を支配する「空気」の正体
批判を恐れ「思考停止」する日本人
養老孟司氏推薦
裏
“正義”が暴走する不住な世界
新型コロナウイルスによるパンデミックの結果、世界経済は大きな打撃を受けたが、それと同時にコロナ禍は人々の本性をあぶりだした。
(略)内田樹が「サル化する世界」(文芸春秋)でいみじくも喝破した「いまさえよければ、自分さえよければ、それでいい」という多くの日本人に通底する本心の裏返しとしての“正義”の仮面をかぶった攻撃性が、おもしろいほどあらわになったのである。(前書きより)
著者の言う日本人の特徴
日本は一応民主主義国家を標榜しているが、この民主主義は国民が自力で勝ち取ったものではなく、太平洋戦争の敗戦により上から降ってきたものだ。台湾や韓国は独裁政権を国民の力で倒して、民主化を勝ち取った歴史がありこれがこの二国の国力を基底で支えている.
ゼロリスクへの信仰がある
システムが一度決まるとその中でどう立ち回るのが得かということにしか頭が働かない。
人に迷惑をかけたくないという裏返しで、迷惑をかけられたくない。
つまり人間関係の第一に必要な信頼関係自体が崩れている。
著者の問題とするテーマ
各章の紹介
① リスクゼロ症候群という病
② クレーマーと無責任社会
③ 多数派という安全地帯
④ 自己家畜化する現代人
⑤ 空気を読まない人になるために
爪を立てるというよりも共感する
みんなで貧困化という平等
出る杭にならないという自己保身
克服するには
自己肯定する発言リスクをとる行動にはトレーニングが必要で<モノ>を覚えることよりも専門トレーナーや多くの時間がかかる。新しい教育の場が必要ではないだろうか?
平等より優先して<前を目指す人>の邪魔をしない。
長い時間と手間にかかることだがそんなコストを必要とする<コト>もある。
とりあえず<平等に貧困を>という社会を侵しというヒトの出現が必要だろう。
立場の違い
著者は戦前の日本に民主主義はなかったと考えているがそうは思わない。
不完全ながら民主主義であったと考えている。
そして今も民主主義は不完全だ。
民主主義とは不完全なもので常にヒト・モノ・カネをかけたメンテナンスが必要だ。
常にメンテナンスしていないと戦前のようなことが起こる可能性がある。
でも民主主義よりよさそうなものが呈示されたことはないと考えるのは私だけか?
などと考えさせる題名の本。
信頼とは何かを考えながら、書籍を媒介にして、生涯学習が行動の糧とするような前向きな発言を心掛けています
