「世界のニュースを日本人は何も知らない 著谷本真由美」を読む

表紙の広告

扱う話題が全然違う!

報道/常識/教養/思考/日本の評価など世界各国の印象がガラッと変わる!

ü  アフリカのメディアを買収する中国

ü  本当はものすごく豊かなアフリカ

ü  トランプ大統領の意外な評価

ü  EU・国連はまるで“町内会”

ü  人種差別にも“格差”がある

ü  日本人が知らない日本への厳しい評価

表紙裏

日本人は自国が世界からどのように評価されている以下ということすら知りません。

少子高齢化で下り坂を転げ落ちつつある国だと酷評されていることも、失われた二十年間で十分予測できた課題への対策を怠った国として、他の先進国から大変厳しい視線を送られていることも。

この本は、そんな危機的な状況に置かれた日本の皆さんに、外からの視点を提供し、様々な気付きのヒントを得てもらうための指南書です。

日本の皆さんが、世界のニュースをしっかりと目を向けて一人一人の意識を変えてゆくことを願ってやみません。

―「はじめに」より

 

著者のメッセージはこれだと思います。

<終わりに>の最後の部分

この世界には、これからの時代を生き抜くために必要な情報が山ほどあります。

それらを自分にとって有益なものとし、生き抜くスキルに変えてゆくことが今後のカギとなるでしょう。

その第一歩として本書を活用していただけるなら、それに勝るよろこびはございません。

同感できるのはそのスタンスです。

情報を単なる知識に終わらせるのではなく生きて行くスキルに変えてゆくことを著者の希望にし、受け身になってのんきな姿勢で生きるということは自分の人生を破綻させることにつながりかけないという問題域でしょう。

踏まえた具体例として

貧富の格差が進んでいる。理由2つ

①     ヨーロッパとアフリカを例に挙げて

アフリカはインフラ・教育・医療に投資される社会であれば本来豊かになれるのに植民地時代と同じく特定の既得権層が富を独占する形になっている。

②     アメリカを例に挙げて

グローバリゼイションが進む世界の例としてのアメリカでもっとも将来性がないといわれている仕事の一つがマスコミです。

世界は驚くべきスピードで変化しているのにいまだに紙の新聞やテレビが主流の日本は高齢者が多いからです。

デジタル革命による仕事の革命や変化は製造業が中心だった従来に比べ、ごく少数の高度なスキルを持った人たちがいれば仕事が処理でき、利益も高くなります。

 

ネットの発達で場所を選ばず仕事が出来るようになっても、やはり有利な情報を得るには人に会う必要が有りますし、協力相手を探すにも人とコミュニケーションをとることが重要になります。

また飲み会などインフォーマルな場での人付き合いがビジネスのアイデアを活発化させるでしょう。

富を生み出すには様々な人が交流し、アイデアが好感されること、市場が円滑に作用すること、そして知識の自由な発達を促す表現の自由を保障することが重要です。

貧富の差が激しくなったり階層性が強化されたり、交流が少なることは社会的損失につながります。

情報としての西欧諸国の例をあげています。

 

 

爪を立てる。

世界を分析する2つの視点を感じます。

①     歴史的・地理的拘束の例として

世界的に不平等が進む理由を本から2点あげた理由は

一つは歴史的地理的過去を引きずっているアフリカとヨーロッパの関係で、植民地的発想が残っている。

②     イノベーションが生む揺らぎ

もう一つはアメリカを例にAI化が進みことで中産階級の仕事がなくなってゆく。

 

その2点が日本に与える影響についてですが

日本を考えると貧富の格差が大きくなるというより、皆で貧しくなるという可能性ではないか?

世界が変化しているヒトの採用方法や雇用形態を時代に合わせる必要が有るのに、世界的解決法とは違う方法を求めて、イノベーション問題で起こしたガラパゴスかと同じように社会が徐々に鎖国化しているのではないかという2点を感じさせる本です。

同調性圧力が強く皆で我慢する社会は作れても、揺らぎを恐れず社会的イノベーションは起こせないという、閉塞感を感じているのは私だけなのでしょうか?

 

 

信頼の3層性

人格信頼(顔を識別できる付き合いのなかで生まれている信頼)

システム信頼(法規・倫理・暗黙のルールなど社会を支えるシステムに支えられる信頼)

情報信頼(多量で複数の情報を得られる環境の中で自主的に判断できる信頼)

で区分するとシステム信頼における問題

から考えると当然この本は情報に関しての部類として扱われる・

最近システム部分が問題視されているが3層はそれぞれ連動して強化されたり劣化が起こったりする。

血縁関係・友人知人の層でも問題があるとすれば、皆が良い方向を向くには知の部分の強化が、薄いけれども、広がりは求められるのではないかと考えている。

 

これから先10年は延びると感じさせる著者には、充実した、刺激的な著作を期待していると同時に継続してウオッチする価値のある人感じています。

 

信頼とは何かを考えながら、書籍を媒介にして、生涯学習が行動の糧とするような前向きな発言を心掛けています

 

 

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