「美術の物語著E,H、ゴンブリッチ」を再読する。

 

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西洋美術の流れがこの1冊でわかる。

洞窟壁画~現代アートまで、各時代、様式、名前をわかりやすく整理し、美術史を物語として目に見えるように裏

「モナリザに負けないほど有名なゴンブリッチの『美術の物語』は、学ぶことが喜びのような本である」ルーブル美術館館長、ピエール・ロザンベール

表紙裏

「美術の物語」E.H.ゴンブリッチ著   改訂16版

「美術の物語」ほど有名な、広く読まれた美術書は少ない。原始の洞窟壁画から現代の実験的な芸術にいたる、美術全体を論じた入門書として、50年以上もの間、この本のⅯ義に出るものはなかった。全世界のさまざまな背景を持つ、あらゆる時代の読者がゴンブリッチ享受こそは本当の美術史家だと考えている。彼は、知識と知恵を持つだけでなく、論じる芸術作品への深い愛を直接に伝える稀有の才能をもそなえているのだ.

「美術の物語]が長く人気を保っている理由は、率直で単純な文体と、物語をくっきりと浮かび上がらせる話術にある。著者の狙いは「もっと本格的な美術書に出てくる、いろんな名前や時代や様式を、わかりやすく整理できるように」することだという。

視覚芸術の心理学に造詣の深い著者は、「絶えず変化しながら連綿と続く伝統の中で、ひとつひとつの作品が過去を語り、未来を指さす」ような美術史、伝統という生きた鎖が、ピラミッド時代の美術から現代美術にまで延々とつらなる」物語としての美術史を、まさに目に見えるように描き出している。既に古典となった本書が、装いも新たに第16版として世に出る。未来の読者にも温かく迎えられ、これまで通り、美術の門をただくすべての人が最初に手に取る本になることを願わずにはいられない。

 

エルンスト・ゴンブリッチ卿(メリット勲位、3等勲位、英国学士院会員)は1909年にウィーンに生まれた。1936年にロンドンのウォーバーク研究所員となり、1959年から1976年まで同研究所所長兼ロンドドン大学古典学科教授を務めた。

ゲーテ賞(1994年)、ウィーン市のゴールド・メダル賞(1994年)など、世界各地で多くの賞を得た。著者(これは書の間違いか?)に『芸術と影』(1960年)、『装飾芸術論』(1976年)などがあり、ほかに、エッセーや書評を集めた11巻の著作集がある(いずれもファイドン刊)

 

「この本はきっと広い読者を獲得し、新しい時代の思想に影響を与えずにはいないだろう。ゴンブリッチは日田市区話しかけるように語っている。彼の学識の深さは美術の関係者なら誰しも認めるところだが、それが強く表に出てくることはなく、しかも、どんな話題に関しても新しい考え方が示される。彼はわずかな言葉で一時代の全体的空気を浮かび上がらせる力を持っている」

タイムズ紙文芸付録1950年1月27日(初版本の書評)

 

「考える読者にも、目で見る読者にも純粋な喜びを与えてくれる書物だ」

H.W.ジャンソン(ニューヨーク大学教授)1950年

 

「モナリザに負けないほど有名なゴンブリッチの『美術の物語』は学ぶことが喜びであるような本だ。」

ピエール・ロザンベール(ルーブル博物館館長)1995年

 

「同時代の美術史家はみんなそうだが、絵に関する私の考え方はゴンブリッチに多く負っている。私が『美術の物語』を読んだのは15歳のときだったが、この本の刊行以来、100万人の人が感じたように、私はその時大きな世界の地図を与えてもらったのだと感じた。この地図があれば、ひるむことなくさらに探検を進めることが出来ると思った。」

二―ル・マクレガー(ロンドン・ナショナル・ギャラリー館長)1995年

 

「一般の人びとと美術を結びつける大事ぎぉゆの要ともいうべき書物の新版が出た。私の間隙を言葉にするのは難しい。図版と本文とがぴったり重なり合った優雅な新しいデザイン、面目を一新した豪華なカラー図版、最新の時代をも扱う明快な文章―それらが一つになった向後とな新版である。装い新しいこの名著からは、ヴィンテージ・ワインの香りが漂ってくる。

J・カータ―・ブラウン(ワシントン・ナショナル・ギャラリー名誉館長、米国美術委員会議長)1995年

 

「過去45年間、美術史家、美大生、学者を問わず、美術の世界に人々を引き入れるのに、ゴンブリッチの『美術の物語』ほど大きな力を持った本はほかにない。素晴らしい物語を書いた偉大なる歴史家ゴンブリッチの、専門語の頼名ぬ率直な語り口と情熱は、今後も広く受け入れられてゆくだろう。新版の刊行はゴンブリッチの本とともにせいちぉゆしてゆく人々にとって朗報である。」

クリストファー・フレイリング(ロンドン王立美術大学文化史教授)

 

「『美術の物語』は私が19歳の画学生のときに読んだ。最初の技術史だった。私は啓示を受け、本を閉じることが出来なかった。それは人間精神の最大の成果へと通じる扉を開いてくれた。愛と学識、明晰さと洞察力に満ちたこの本は、美術を感しぉゆするための古典的な礎石として今も存在している。

ブリジット・ライリー(画家)1995年

「エルンスト・ゴンブリッチには感謝の気持ちでいっぱいだ。私は15歳の学生だったとき、好奇心を抱き、駆りたてられるようにして『美術の物語』を読んだ。そして、人間のさまざまな経験の中で、美術こそがその中心に位置を占めると感じるようになった。幅広い知識と独特の洞察力とが結びついたこの書物に励まされて、私はできるだけ多くの絵画とちぉゆ国を見るようになった。最近、この本を再読したが、同じように強く惹きつけられた。

アントニー・ゴームリー(彫刻家、1994年度ターナー賞受賞)1995年

 

こういう等式が成りたつ。知識+目=ゴンブリッチ

アンリ・カルティエ=ブレッソン(写真家)1995年

 

 

はじめにからのいくつか心に残った部分を引用すると

l  美術という心に惹かれる不思議な世界を前にして道案内のようなものが欲しいと思っている人は少なくない。私はそんな読者に向けてこの本を書いた。

l  気軽な素人臭い本と思われるのも覚悟のうえで、平易な言葉を使うよう心掛け、何としても大げさな表現にならないように気をつけた.

l  第一の規則として図版に載せない作品は論じない。

l  第二の規則として本物の芸術作品だけを取り上げ、趣味や流行の見本として興味を引くだけの作品は除外する。

l  第三の規則として作品を選ぶとき自分らしい独創性は出さず、新しい世界の案内図を提供しようとしている。

l  野心的な目標として取り上げた作品の歴史的背景を考えること

l  芸術の絶えざる変化を絶えざる進歩と考えるのは無邪気な誤解だ

他、著者の心構えが示されている。

1950年タイムズ紙の初版書評からして

 

第16版の序文に

(略)「以上に挙げたような追加を行ったのは、美術の展開がこれまでの版よりも連続的になり、わかりやすくなると思ったからだ。それこそ、この本の最大の狙いなのだ。美術愛好家や美術研究者にこの本が受け入れられてきたとすれば、理由はただ一つ、美術史という物語の流れがわかるとしか考えられない。名前や年代をいちいち覚えるのは、骨が折れるし退屈だ。しかしそれによって、物語のさまざまな登場人物の役割がわかり、異なるぜ代の時間的な隔たりや、あるエピソードと別のエピソードとに時代の違いが分かれば、物語は思い出される。(略)1994年12月É.H.G

とあるように想定される読者に合わせた構成で整えていることがわかる。

著者にとっても16版は望外かもしれないが読者のとっても完成された一つのかたちの本を見られるのは幸せなことだと思う。

 

爪を立てたいところだが、この本から出られるほど進歩していないのが現状だ。

美術展から帰って、この本で今回はどのページ位のところか振り返ることもあるし、美術が嫌いになったことはない。

帯広告、表紙裏の推薦文を読んで、もらうと何故帯広告や推薦文を重要視しているのか理解してもらえるような気がする。

推薦文にはいろいろあって、本当に読んで書いたのかと疑うようなケースもまれにあるが、推薦文自体に力があり感動の伝わる本に間違いはないと考える証拠のような本の紹介。

 

 

 

信頼とは何かを考えながら、書籍を媒介にして、生涯学習が行動の糧とするような前向きな発言を心掛けています

 

 

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