「人工知能の『最適解』と人間の選択 著NHKスペシャル取材班」を読んで考える

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AI裁判、AI政治家、AI人事、電王戦…

私たちは正しく「操縦」できているのか?

NHKスペシャル「人口頭脳天使か悪魔か」シリーズ第2弾

第1章 「最適解」と神の一手…電王戦第1局

第2章 研究室からリアルワールドへ…広がるビジネス利用

第3章 管理される人間たち…「最適解」といかに向き合うか

第4章 人工知能は世界を救うか…AI政治家の可能性

第5章 盤上に現れた未来…電王戦第2局

人口頭脳はブラックボックスだ。人生を左右する判断をゆだねていいのか?

背人間は今より幸福になれるのか

 

背表紙

人間は今より幸福になれるのか

表紙裏

AI裁判、AI人事、AI政治家、そして「人類代表」佐藤天彦名人が挑んだ竜王戦…。

膨大な計算力を背景に導き出される「最適解」に私たちはどう向き合えばいいのか。

国内外の現場取材を基に、山住の課題からルールづくりまで人工知能と社会のかかわりを展望する一冊。

「人工知能の核心」に続く、NHKスペシャル「人工知能天使か悪魔か」シリーズ出版第二弾!

 

この本が示すいくつかのポイント

AIが過去データを集めて判断を下すと過去の偏見や差別に基づく判断が下される例が挙げられている

人工知能と人間社会のルールを決めるには走らせながらルールを決めてゆく柔軟性が必要と説く

現在の政治の意思決定は恐ろしいほど中央集権的で人工知能が真の民主主義を創り出すというアイデアがある。

人工知能は天使か?悪魔か?という問いには、冷たい監視社会とみるか、温かく見守られているかという位の誤差しかない。

将棋の竜王戦から学ぶことは少なくとも将棋で人間は人工知能に勝てないが、勝ち負けではない何かが生まれるし人間と機械の間に「対話」は存在したという一つの具体例を示している。

 

考えること

人と人工知能の対話は人が「心・技・体」で接するのに対し人工知能は「知」だけで対抗する。

人には寿命があって個に蓄積された「知」は寿命とともに失われ次の個は最初から蓄積する必要があるのに対し、機械に寿命があるとしてもその「知」はコピーされ蓄積されてゆくので、質のちがう「知」にならざるを得ない。

人工知能のアルゴリズムが人の認知作用をモデルにすれば矛盾に突き当たるし、生物学的アルゴリズムを採用すれば自立した「知」が生まれブラックボックス化してしまう。

人間と人工知能の間に信頼が生まれるというより、融合が計られてゆく。

このように多彩なケースが生まれてくること考えられるがパーフェクトな答えはない。

そこで考えられるのは、将棋の竜王戦が示してくれたような誰にも判って、納得できる結果を積み上げていくしかないのではないか。

そしてあらゆるテクノロジーには倫理的枠組みが必要であることは間違いない。

その枠組み作成に参加するのは専門家や代議員という権力者だけではなく、興味ある人は全員、専門的質問でもごく初歩的質問でも、「声にすること」ではないだろうか?

誰もが人工知能開発に携わるわけではないが、活用する世界に生きる訳でその権利と責任はある筈だ。

その例としてあとがきにあるように引用すると(P216)<個人的には、人工知能の社会進出がむしろ「本当の人間の価値」を浮かび上がらせるのではないかと期待を抱いている。

そんな人間のしたたかさを信じながら、もはや止めることのできない潮流の生末を今後も取材し、記録し続けたいと思う。>環境特別番組部チーフ・プロデューサー井上智広と結ばれている。

人工知能に直接携わる人、それを見続けて世に広める人がいるのなら、そこに疑問、質問を投げかける役割を背負う人がいてもいいのではないかと考える。

 

前回の銀河帝国は必要かどうかを考えると足元を見たくなる。

足元には一つ一つレンガが積み重ねられている。

 

?マークに感じること(P168)の引用

AI政治家に対する反応が一番よいのは韓国だ。実際に政府高官が関心を持っているし、国民は人間の政治化に飽き飽きしている。人工知能に政治を支援してもらうことについて非常に積極的だと感じる

……ここにいく?

 

信頼とは何かを考えながら、書籍を媒介にして、生涯学習が行動の糧とするような前向きな発言を心掛けています。

 

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